祖母に告知をする為に、母と二人、午前中から病院に行きました。 最初に別室で、主治医の先生から病状がどこまで回復したかの説明を聞きました。 祖母の病状はとてもよくなっているそうです。 本来は最低3週間は絶対安静などと言われていたのに、リハビリもどんどんこなし、 とても早い回復だったそうです。
その後、病室で祖父が亡くなったことを伝えました。 母が祖母にひとつひとつ言葉を選ぶように語っていきました。 最初に母が言った、「おばあちゃんから預かったおじいちゃんを亡くしてしまいました。 ごめんなさい。」という言葉を私は忘れることができません。 私はただ黙って、その場にいるだけでした。それでも、涙が溢れてきました。 それを聞いた祖母は信じられないと言ったことを口走りましたが、冷静でした。 お葬式も全部、ちゃんと済ませたよ。。。ずっと、隠していてごめんね。 そう言った私たちに祖母は「ありがとう」とお礼を言ってくれました。 「二人とも辛い想いをさせたね」と言ってくれました。 私が祖母だったら、絶対に許さないと思っていたのに、祖母はそれどころか 私たちに感謝すらしてくれたのです。 私はなんて、自分が小さい人間なんだろうと思いました。 そして、祖母という人は想像できないくらい大きな器の人なのだと。
明日は丁度、二逮夜(ふたたいや)なので、祖母も一度外泊することになりました。 本当はもう、退院できるほど回復しているらしいのですが、 月曜日、入院ついでに胃カメラを飲む予約をしてしまった為。 このまま一人にしておくのは不安があったので、夕方遅くまで一緒にいようということに。 夕方、私の従姉妹や、仕事帰りの父もかけつけてくれました。 みんな、おばあちゃんが良くなることをこんなに願っているよ。 だから、頑張ってね。 明日、朝、迎えに来ることを約束して、遅めに病院をでました。 父母と従姉妹と一緒に食事をして帰ることに。 なんだか、おかしな話だけれど、開放された感じ。 本当に、大変なのはこれからなのかもしれませんが、これで悲しい時は祖母と一緒に泣けるしね。
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