828 ニッキ



2004年02月06日(金) 告知

祖母に告知をする為に、母と二人、午前中から病院に行きました。
最初に別室で、主治医の先生から病状がどこまで回復したかの説明を聞きました。
祖母の病状はとてもよくなっているそうです。
本来は最低3週間は絶対安静などと言われていたのに、リハビリもどんどんこなし、
とても早い回復だったそうです。

その後、病室で祖父が亡くなったことを伝えました。
母が祖母にひとつひとつ言葉を選ぶように語っていきました。
最初に母が言った、「おばあちゃんから預かったおじいちゃんを亡くしてしまいました。
ごめんなさい。」という言葉を私は忘れることができません。
私はただ黙って、その場にいるだけでした。それでも、涙が溢れてきました。
それを聞いた祖母は信じられないと言ったことを口走りましたが、冷静でした。
お葬式も全部、ちゃんと済ませたよ。。。ずっと、隠していてごめんね。
そう言った私たちに祖母は「ありがとう」とお礼を言ってくれました。
「二人とも辛い想いをさせたね」と言ってくれました。
私が祖母だったら、絶対に許さないと思っていたのに、祖母はそれどころか
私たちに感謝すらしてくれたのです。
私はなんて、自分が小さい人間なんだろうと思いました。
そして、祖母という人は想像できないくらい大きな器の人なのだと。

明日は丁度、二逮夜(ふたたいや)なので、祖母も一度外泊することになりました。
本当はもう、退院できるほど回復しているらしいのですが、
月曜日、入院ついでに胃カメラを飲む予約をしてしまった為。
このまま一人にしておくのは不安があったので、夕方遅くまで一緒にいようということに。
夕方、私の従姉妹や、仕事帰りの父もかけつけてくれました。
みんな、おばあちゃんが良くなることをこんなに願っているよ。
だから、頑張ってね。
明日、朝、迎えに来ることを約束して、遅めに病院をでました。
父母と従姉妹と一緒に食事をして帰ることに。
なんだか、おかしな話だけれど、開放された感じ。
本当に、大変なのはこれからなのかもしれませんが、これで悲しい時は祖母と一緒に泣けるしね。


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みっきー
ひとことお願いしまふ。


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