リュカの日記

2013年12月10日(火)

現在午前0時00分。
日が替わった。
胃潰瘍?は缶コーヒーを飲んで喉に液体を通す事で収まった。
昨日、母親が病室を出て弟と二人きりになった時、俺は弟に「親父、どっちにしろ治らへんのやったら、このまま目が覚めんと逝った方が楽かもしれへんな。半年、1年苦しむくらいなら」と言い、弟は「自分もそれ思った。同じ意見や」と。
俺は「でも、親父も会社の事終わらせなあかんから、まだちょっとは生きてなあかんのかな?」と。
弟は「そうやな・・・」と。
俺は「今回ので死んだ方が楽やろなとか、親父の死を望んでるみたいで気分悪いけどな。俺も、どういう風に思うんが(正しくて)ええんか、全然分からへん」と言い、弟も「分からへんわ」と。
母親が病室に戻って来るまでに、そんなやり取りを弟としていた。

現在午前0時12分。
トイレに出るついでに、親父が寝かされている病室に行ってみた。
でも、真っ暗で何も分からなかった。
いびきは小さく聞こえたけど。
でも、俺の親父って普段いびき凄いんだよな。
あんなにいびきが小さくて大丈夫なのかな・・・

母親が横になる前、「お父さん、『俺が心配なんは会社の事と、○○(俺の名前)の事や』って言ってたで?お父さんの事思ったら働けるやろ?あんな風に身体動かせへんようになったら・・・」と。
あと、「三十代とか、一番働かなあかん時期や」とも。

昨日親父が寝かされている病室を訪れた直後、母親が「お父さん熱凄いねん」と言い、手の甲で親父の右頬を触っていたので、俺もそれに習うように自分の右手の甲で親父の頬を触ってみた。
人肌だ。
親父の肌に触れるなんて数年ぶりだ。
普通に触れたので良かったと思う。
親父の髭剃り痕で、手の甲にジョリッとした感触があった。
懐かしい。
それは確かに、俺が幼い頃、毎朝キスしてたパパのほっぺただった。
母親からは「もうちょっと優しく触ったりw」と注意されたけど。

現在午前0時56分。
薄暗い病室でテレビを観ていて、目が疲れてきた。
俺も少し休まないとな。
午前8時には起きてないといけないっぽいし。
昨日寝る前の薬持って来なかったから、ちゃんと寝れるか心配だ。
でも、そんな事より親父の心配をすべきだろ、今は。

弟は昨日の夜帰って行って、今日の朝にまた来ると言っていた。
弟と別れ際、弟が「お父さん、このまま喋れへんようになって目覚めんようになってくなら、何か寂しいな・・・」と言っていた。
俺も寂しい。
親父に話したいこと、聞きたいこと色々ある。
親父の母親、俺が生まれる直前に死んでしまったおばあちゃんはどんな人だったのか?とか。
阪神大震災が起きたのは俺のせいかもしれない事、とか色々。

現在午前1時46分。
守衛さんに言って、タバコを吸いに病院の外に出てきた。
俺が病室に居る間に雨が降っていたみたいだ。
コンビニでコーヒーと唐揚げを買って飲み食いしていた。

現在午前3時02分。
横になっていたけど眠れない。
俺の真正面にテレビがある。
チャンネルは、俺が来た時にそうであったようにずっと読売テレビにしている。
アニメが2本続けて放映されてる。
1本目は「技巧少女は傷つかない」とかってタイトルのアニメだった。
割と面白かったと思う。
なんかさっきから2回くらい外で雷が光ってた。

さっきから雷が連発している。
嫌だな。
悪い兆候じゃないといいんだけど。

現在午前3時31分。
アニメ「ハンターハンター」が始まった。
こんな時間にやってたんだな。
今までGyaOでしか観た事がなかったから知らなかったけど。
それにしても雷凄い。
なんか怖くなってくる・・・

現在午前4時00分。
「ハンターハンター」が終わった。
面白かった。
メルエムとコムギ?がグンギをしているエピソードだった。
大阪府で竜巻と雷の警報の時報が出ていた。
今日、この大阪の病院から神戸の病院に移るのだが、大丈夫だろうか?

現在午前4時17分。
トイレに行くついでに親父が寝かされている病室を見てきた。
俺が部屋に近づくと咳き込む声が聞こえてきた。
すぐにその声が親父のそれだと分かった。
親父は今心電図?を付けていて脈拍みたいなのを測ってる。
さっき弟と一緒に看護士さんから説明を受けた時はHRというのが90以下になると苦しい、と言われた。
その時親父のHRは97くらいで。
それが今さっき見たら87くらいまで下がってて。
すぐに看護士さんを呼んだら、例の髪の毛サラッサラの男の看護士さんが来てくれた。
家族の前でこの人が俺の視界に入ると俺はキョドるのだが、個人個人で会話する分にはそこまで緊張しなかった。
その看護士さんが丁寧に説明してくれた。
HRは70から80くらいでちょうどいいのだという事。
「さっきは□□さん(親父の名前)熱出されてて、HRが高かったんですよ」「□□さん、さっき言葉も出てました」と言う事を教えてくれた。
俺は「じゃあ、母親今寝てるんですけど、呼ばなくていいですか?」と言い、看護士さんは「いや、全然大丈夫ですから」と。
なので俺は部屋に戻ってきた。
170cmある俺より少し低めの身長の看護士さん。
男の人だけど綺麗系だな。

あの人も俺より若いだろうに凄いな。
こんな深夜に人の命を預かる仕事なんて。
メッセの子も前までこんな仕事をしてたんだな。
メッセの子は看護士のヘルパーさんだったし。

俺が10代の頃、親父が俺に言っていた。
「眠れへん時でも横になっとったらええ。そしたら身体は休まるから」と。
俺も横になっておこうか。
眠れないし。

しばらく横になっていた。
現在午前5時40分。
タバコを吸いに外に出てきた。
もう、玄関のところの守衛さんは居なくなってた。
外は雨が降っている。

昨日今日もメッセの子が気にかけてくれて何度もこの日記に飛んできていたけど、今回は前みたいに笑いはこみ上げてこなかった。
俺も深刻な気分になってるのかな。
今日の午前で親父の命運が決まるかもしれない・・・
現在午前5時53分。
コンビニでホットコーヒーを飲んできた。

現在午前6時40分。
外が明るくなってきた。
でも曇りだな。

現在午前6時57分。
すっかり朝だ。
一睡も出来なかった。

病院の血圧測定器みたいなのをやってみた。
最高血圧が131mmHgで、最低血圧が80mmHgで、脈拍数が85拍/分だった。
これってどうなんだろう。
メッセの子に聞けば分かるか。

現在午前7時08分。
親父の病室に行ってみた。
親父は起きてて話も出来た。
良かった。
俺が「○○(俺の名前)やで、分かるか?」と言うと、弱々しく「ご苦労やなぁ」と言ってきた。

俺は「おかんおかんおかん、親父起きたで。話も出来る」と母親を起こしに行った。
母親もすぐ駆けつけてきて親父と話してた。
親父は「脳腫瘍は大きい」「脳腫瘍は重い」「しばらく脳外におらなあかんわ」と言っていた。
今日、総合的に見てくれる神戸の病院に転院する事になってるんだけどな。
親父は脳外科を離れたくないらしい。
安心出来る、とかで。
親父が眠ったので、タバコを吸いに外に出てきた。
弟にも親父が目覚めた事、話が出来る事をメッセージで送っておいた。

母親が化粧してくるとかで席を外し、弟が病院に来るまで親父と色々話してた。
親父が「○○、今回の事じゃ苦労かけたな」と言い、俺は「おかんが全部金出してくれたし、大丈夫やで」と。
続けて「俺は(ニートだから)時間あるしな」と。
親父は「○○来てくれただけでだいぶ心強いわ」と。
こんな性格異常な息子なのにな。
俺は「だったら、俺も来た甲斐あったんやな」と。
親父は「あったあった」と。
俺は「これ(今着ている親父の上着)もらったで。おかんがくれた」と。
親父は「着れるもんなら何でももらって行ってくれ」と。
続けて「上着も着てくれて。よう似合ってる」と。
俺は「そうか?w」と。
親父は「○○、ジャケットとかも着たらええやん。自分で買おう思ったら金かかるけど」と。
俺は「でもジャンパーもダウンもあるしな。ええわ」と。
そんな感じのやり取りをしていて、弟が到着。
母親も戻ってきて。
俺ら家族と看護士さんと。
途端に俺はまた緊張するようになってしまった・・・
さっきまでは親父の安否が心配で気を張ってたけど、それが解けてしまったから。
さっきまで看護士さんの前でも普通に話せていたのに、ガクガクブルブル。
そんな感じ。
現在午前10時03分。

午前11時に先生が時間を取れたとかで、親父がまた手術になった。
今度は耳の後ろとお腹に穴を開けて、脳腫瘍をお腹に散らす、という手術だそうだ。
運良くその時間に時間が取れたとか。
脳の水を抜く為に2回も頭頂部に穴を開けたので、3回目はさすがに感染症?が怖いとかで、今度は耳の後ろに穴を開ける事になったそうだ。
俺は昨日、親父の頬に触って以来、感覚的に「この人は俺が幼少の頃に大好きだったパパと同一人物なんだ」と認識したのか、嫌悪感を克服して普通に親父の肌に触れるようになった。
手を握ったりも出来たし。
良かった。
今は弟も会社に戻り、元・親父の部屋だった個室で母親と二人きりで居る。
母親も「○○、昨日寝てへんから今の内に寝とき」と言ってきたので、しばらく横になって目を閉じていた。
親父の手術は午後15時くらいに終わるだろう、との事。
現在午後12時23分。
スマホの充電も残り3分の1くらいになってしまった。
充電器持ってくりゃよかった。
母親はまた簡易ベッド?でいびきをかいて眠ってる。

脳の水を何とかしないと放射線の治療も出来ないし、神戸の病院も受け入れ態勢に入れないとかで、転院は後日に延期になった。
本当は今日の午後13時頃にこの大阪の病院を救急車で俺と母親ごと出発する予定だったけど。

弟は親父の会社の人と連携して、会社の資金繰りまでしていた。
横で聞いてた俺はちんぷんかんぷんだったけど。
俺の弟は、まさにスーパー社会人。

現在午後16時06分。
病院から帰ってきた。
めっちゃ疲れた・・・
午後13時50分頃に先生が俺らが居る元・親父の部屋に来てくれて「手術終わりましたよ」と。
それで、母親と一緒に親父の寝かされている4人部屋に行ってきた。
もう、あの髪の毛サラッサラな看護士さんが居なくなっていたので、俺も緊張せずに済んだ。
1対1で話す分には全然緊張しないのに・・・
親父が「俺の手術、どんな手術やったん?」と聞いてきたので、俺は「脳の腫瘍とお腹を管で繋いで、脳腫瘍をお腹に散らす手術やで」と言い、母親が「全然違うわ」と言って、説明してきた。
どうやら俺の認識違い。
母親は、親父が今さっき受けた手術は、脳に溜まった水を体の中に管を通して、それをお腹までつなげて、脳の水をお腹の中に散らす手術だったのだと言う。
そんなに難しい手術じゃない、と。
そんな感じ。
親父は、自分の弟の病院に通っていた時は医者の言う事を全く聞かないワガママ患者で有名だったらしいのだが、「○×先生(親父の担当の先生)の言う事なら何でも聞きます」と人が変わったようになっていた。
心を入れ直した、と言うか。
○×先生に「何とか俺を生還させてください」と頼んでいたし。
俺が「親父この病院離れたくないって言うけど、○×先生が『病院移りなさい』って言ったらどうするん?」と聞くと「そしたら移るわ」と返してきた。
「○×先生の良いように全てお任せします」と。
母親が「宗教みたいやなw」と言い、俺が「○×先生の事神様か何かやと思ってるんちゃう?2度も命助けてもらって」と言い、親父は「○×教やw」と言ってきた。
親父が無事手術を終えて、色々話せるようになっているのを確認出来たので、俺は家に帰ってきた。
昨日から一睡もしてない。
薬を飲んで眠りたかったから。
親父の目が、かなり変に見えたけど。
瞳孔が開きっぱなしと言うか、目の焦点が合ってないと言うか、死んだ魚の目みたいになっていた。
普通、目って「◎」みたいに中心の○の外に、ギザギザの入った○がある物なんだけど、そのギザギザ部分が無くなっていて、全部平らで真っ黒になっているような、そんな感じだった。
親父は右目が物が二重に見える、と以前言っていたけど、今は両目とも物が二重に見えてしまうのだと言う。
片方の目をつぶると、普通に見えるのだそうだけど。
今日は親父と十数年ぶりに本当の親子に戻れた気がして、良かったと思う。
親父も「○○は収入無いから、ちゃんと旅費とかお母さんにもらいや」と言ってきたし。
何度も何度も「ご苦労やったな」と言ってきた。
そんな親父、手術を終えたばかりの親父の脳天にかかと落としを叩きこんだらどうなるだろう、みたいな想像が頭から離れなくなったりもしたけど、まあ、これくらいなら普通の人間の思考の範囲内の事だろう。

母親に改めて今回の手術について説明を受けて、その後母親と二人きりになった時に、母親に「今回の手術で、親父の癌って良くなるん?」と聞くと「逆や。お腹に散らすんやで。それを総合的に見てくれる神戸の病院で放射線当てて治すんや」と言ってきた。

今日、親父の手術を待っていて、母親が弁当を買いに出かけてて、個室に俺一人で居た時、テレビのニュースで尼崎で少年を性的に虐待した事件が起きたのだと報じてきた。
俺は興奮と絶望感と萌えと怒りで、俺一人でニュースを聞いているにも関わらず、心臓ばバクンバクン!と跳ね上がった。
ニュースが終わってから、すぐに静まったけど。
でも、母親が帰ってきてチャンネルを変えると、ワイドショーみたいな番組をやっていて、そっちでもトピックに「尼崎少年性的虐待事件」みたいな項目が上がってて、俺は一気に挙動不審に。
その直後、先生が来て「手術終わりましたよ」と。
それで、母親が「テレビ消して病室行こか」と言ってきたので、俺は速攻テレビの電源をオフにして、親父の病室に向かった。
こんな事件があっちゃならないという気持ちと、それが行われたのが尼崎市、俺と同じ兵庫県内の事なんだと言うのでダブルで許せない気持ちになった。
今から、その事件の詳細をググって調べてみようと思う。
ニュースを聞いてた時はメガネも外してたし、横になってたしで、詳細が全然頭に入らなかったし。
現在午後16時33分。

ニュース記事をいくつかググった。
被害者の子、どんだけ可愛い子だったんだろう、と絶望感と萌えに同時に苛まれてしまう・・・
メッセの子の話を聞いてる限りじゃ、こんな風に表沙汰になるのなんてのは全然氷山の一角なんだけどな。
世間じゃ、可愛い少年が汚い奴らに寄ってたかってやりまくられてる、という事件が横行しまくっていると思う。

現在午後16時47分。
靴下だけ洗濯しながら、今日はそろそろ寝ようと思う。

現在午後17時00分。
親父の心配よりも、尼崎の事件にばかり意識が行ってしまって悶々としている。
今で、28時間近く起きっぱなしだという事になる。
ガチで一睡もしていない。

今日は午後23時過ぎに目が醒めた。


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リュカ

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