リュカの日記

2007年02月02日(金)

E君がそういう目に遭わされ、その行為内容を知らされる可能性。
また、事実それが行われたんだ、という痛感。
そこに、あの子が現れたという高揚感、不安感が加わって。
自分が今一体何を感じているのか、自分で全く分からない。
頭の中が混乱している。
現在午前0時16分。
結局、未だに眠れない。

メッセの子はもう、既にそれを知っている・・
携帯電話を握る度、何度もその一文を読み返してしまう。
部屋に居る時は、あまり携帯を手元に置く事が無くなった。
触る度に読んでしまう。

朦朧とした意識の中で、メッセの子による「兄ちゃんがやられた事がまじ最悪で・・・・・・」という文章(音声に変換されていたかもしれない)が、幻覚や幻聴のようにずっと頭の中で反芻されまくってた。
ベッドかキッチン台みたいな物の上に、全裸で後ろ手を縛られ屈み込んでいるような状態のまま、頭と膝で重心が支えられている状態で乗せられているE君。
E君はピクリとも動かず、意識があるのか無いのか分からない。
頭と膝の間の少し浮かされている部分、つまりちょうどE君の下腹部の辺りから、床面にポタポタと血が滴っている。
性器に何かをされたのだろう・・・
そんなビジョンが、やたらとリアルに浮かんでた。
意識がハッキリしてきた時、喉に強烈な痛みが走っている事に気が付いた。
感覚的には風邪の時に近いのだが、それより更に強烈だった。
意識が飛んでいた間も、ずっと痛んでいたのだろう。
その喉の痛みで目が醒めた感じだ。
時計を見ると、午前2時50分頃だった。
1時間ほど白昼夢を見ているような状態が続いてた事になる。
凄く残虐な映像だった・・・
俺はE君がどんな行為を受けたのかをまだ知らない。
女共の出した汚い人糞を体中に塗りたくられたとか、それを食べさせられたとか。またはB君のように性器の皮を切断されたか、胸や性器にピアスを空けられたか・・・。性器の皮でなくても、足の指なりお腹なり、どこかしらの部分を切断されたり。または刺青でも入れられたとか・・・
E君は、そいつらに向かって「もう殺してくれ!」と懇願するほどの事をされたのだ。
あのメッセの子に「まじ最悪で・・・」と言わしめるほどの事をされたのだ。
俺が今挙げたうちのどれか、または複数、または全ての事をされたんじゃ・・・と。
それが、俺の中でのE君がそいつらから受けた『最悪の行為』に対するイメージだ。
メッセの子には恐ろしくてとても聞けない。
コンクリート詰め事件なんて、本当に氷山の一角に過ぎないのだと思う。

あの子からメールが着ていた。
「以前自分がそういう目に遭わされたというのは、実は間違いだったかもしれない。そいつに薬を打たれて意識もハッキリしていなかったから、その時の事は実は殆ど覚えていない。病院で調べてもらった限りでは、性的暴行の痕跡は無かった。最近になって母親がそれを教えてくれた。暴行されたと自分が思い込んでいただけかもしれない」という事だった。
もしその子の言う事が本当だとして。
本当だとして、更にその子自身には判断出来ないけど、本当に薬を打たれただけで何もされていなかったら。
本当に、俺にとっては凄い励みになるのだけれど。
あの子に「そういう目に遭わされた」と聞かされた時、俺にはそれが耐えられなくて、当時まだ関わりのあったショタコンを含めて数人の人間にその苦しみを打ち明けた。
俺は「嘘だと言ってくれたらどれだけ俺は救われるだろう・・・」みたいな事を言ったと思う。
その時、「もし後になって『嘘だった』と言ってくれても、『嘘だったという事こそまた嘘なんじゃないか?』としか思えなくなる。もう、その話を聞く以前には戻れない」と言われた。
確かにその通りだと思った。
どれだけ『嘘だった』という言葉を求めても、その言葉が本当だと頭から信じる事は不可能だろう。
それでも、俺はその言葉を何年も何年も切望し続けてきた訳だけど。
そして、今回本当に「それは嘘だったかもしれない」とあの子本人に告げられた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
本当に分からない・・・・
でも、その子の言葉通りそれが真実であって欲しいと思う・・
それがその子の嘘ではなくて、更に本当に何もされていなくて。
「確実にそういう目に遭わされたんだ!」という意識は薄れたけれど、やっぱり何も聞かされていなかった時の状態には戻れない・・・
無事だったという可能性は見えたけど、それを証明するだけの術が無い・・
その子の話が本当だったとしても、そいつは本当に何もしていないのか。
俺は神社であの子の話が嘘である事を願ってた。
あまりに非現実的な願いだけれど。
同時に、タイプの男の子達が酷い目に遭いませんようにとも願ってきた。
結果は、タイプの男の子達は酷い目に遭いまくり、死んだ子も出て。
でも、今日になってあの子がそういう目に遭わされていなかったという可能性が出現した。
これをどう捉えろと。
神神神神神って何だろ。
なんか、凄く混乱してくる。

謎の声に命令された通りに買って大当たりしたE君のロト6、メッセの子の弟に憑いた鬼。
数年前にあの子から「そういう目に遭わされていた」と聞かされたタイミング、メッセの子を性的暴行した奴らが立て続けに3人死亡、阪神大震災。
そして、今回「あれは間違いだったかもしれない」と聞かされたタイミング。
超自然的なモノの存在だとか、何者かの意思なくしてはありえないような運命の運びとか。
俺はそういったものに対して意味もなく疑う事はまずしない。
しかし妄信もしない。
例え人間が宙に浮いたと聞かされたところで、それを話した人間に嘘をつく理由がなければまず「真実だ」と受け取るだろう。
ただ、オカルトマニアというほどにそれらの不思議に執着は持ってないので、「本当なんだろうけど、そこまで騒ぐほどの事じゃない。旅行先の海外で、10数年前に生き別れた肉親に遭遇したと聞かされてもまず疑う人間は居ないだろうけど、だからといって死ぬほど食いつくような人間も居ないだろう。それと同じ感覚だ」みたいな意識を持って、信じるけれど驚かない。
事実、俺は今までそういった価値観から、どれだけ不思議な話を聞いてもすんなり信じて受け入れてきた。
鬼も本当に居ると思う。
でも、今回のそれは、本当にそれらに則ったものなのだろうか。
単純に神の力が働いたのだと考えるのは、あまりに都合が良すぎる気がする。
でも、叶わなかった願いの方は、本当に酷い事になっている。
それらと引き換え、みたいな感じで叶ったのかな。
現在午前5時06分。
連日の寝不足のせいか、思考がまともに働かなくなってきている。
感情の起伏が薄い。

TMの曲で「完璧とちゃう人生の収支。プラマイゼロなんだってば本当かな?死ぬまでに使い切る運の数。せめて自分で出し入れをさせて」という歌詞がある。
つまりは、そういう事なのか?
プラスとマイナスが振り分けられて、こういう事態が現実のものとなったのだ、と。
メッセの子達の周りで信じられないような不幸が続き、それによってあの子は本当に無事だった、と。
もしもそうなら、ハッキリ言って、その両方に共通して運不運を感じる立場に居るのは俺一人。なら、メッセの子達に起きた不幸も全ては俺のせいだって事じゃないのか・・・
そんな事を感じてしまう。
でも、もしもそうならあの子の無事は確実で。
まじで、まじで、まじで?みたいな気持ちになってきた。
もしそうだったらめちゃくちゃ嬉しい。
凄く高揚してしまう・・
実際これだけ酷い事が起きたのに、それによって得た幸福にこんな風に浮かれてしまったりするのは、凄く不謹慎で無責任な事なんじゃないのか・・、と感じながらも。

もしもそうなら、そういう綺麗で幼く可愛らしいタイプの男の子には皆、マイナス要素として、普通の人間が一生味わう事が無いほどの絶大な不幸が総じてデフォルトなものとして賦与されているという事なのか・・・
そうだとしたら、それも酷すぎる話だけれど。
もしも、俺が対象としているのがこういったタイプの少年ではなかったら、片一方が負うマイナス要素はせいぜい会社をクビになるくらいのものだったり。
そんな風に感じてしまう。
でも、あの子の無事は俺には本当に嬉しい事だ。
俺は、これらをどういう風に捉えるべきなのか。

自分の持つ下衆い欲求以外の感覚、「喜び」という感覚でこんな風に気持ちが高揚してしまうのは、一体何年ぶりだろう。
目もすっかり冴えてしまって、今日はもう眠れそうもない。
現在午前6時06分。
E君達には本当に申し訳ないけれど、今だけはこの数年ぶりの感覚に浸らせてもらう事にする。
ガタガタ震えが止まらない。

やっぱり、あの子が俺を気遣って嘘をついてくれているだけなんじゃないだろうか。
俺は普段から「あれがもしも嘘だったら」と言ってきたけど、それが本当に「嘘だった」なんて出来すぎている。
現在午前7時34分。

そのまましばらくボーっとしてた。
途中、30分くらい眠ったりもしていた。
午前9時過ぎ頃にまた目が醒めた。
今日の授業は2時限目から4時限目まで。
午前10時過ぎになり、登校時刻になる。
試験があったんだろうけど、今日は色々考えていたかったので、そのまま横になってボーっとしていた。
いつの間にかまた眠ってしまった。
最終的に、今日は午後20時前に目が醒めた。
結局、今日は学校には行けなかった。
何か、色々引っかかっててモヤモヤしている。

何時間も、ただボーっとし続けてしまってた。
現在午後23時03分。


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