リュカの日記

2007年01月27日(土)

久しぶりにメッセの子からメールが着た。
「おとといからCの兄ちゃんがどこにいるかわからないし連絡も取れないんです」と。
胸の痛みが蘇る。
俺が「C君の親には相談したの?」と聞くと、メッセの子は「Cの親はあまり協力的じゃないです。22歳の人間が一昨日から連絡取れないだけじゃ警察に相談しても受け止めてくれないとか言われて」と。
俺は、今すぐC君のお兄ちゃん、つまりE君の写真を持って警察に届けるように促した。
弟の死で自棄を起こして自殺を図っている可能性や、変態野郎に拉致されている可能性が浮かんだからだ。
E君は、俺からしたら後輩レベルの年齢差のタイプの男の子だ。
だから、余計に俺の中でその子の危機みたいなものがリアリティを持ってしまって、本当に心配でたまらなくなる・・・
メッセの子に「今からE君の写真何枚か持って警察に行ける?」と訊ねたけれど、メッセの子からの返事は無い。
今、色々と準備をしている最中なのかもしれないな。
現在午前0時09分。
後々になって「〜された」という話を聞かされそうで、それを想像すると息が切れて苦しくなる・・・

現在午前1時31分。
E君の事に関連付けて、また例の獣姦させられた男の子の話が浮かんでしまった。
そして、久しぶりにそのログをまた少し読んでしまった。
この話は、俺にとって本当にトラウマみたいになっている・・・
http://www.sexyboy.jp/explog/xx001.html
酷すぎる・・・
胸がギューっと圧迫される。
2.3日前の欝状態の時と比べて、倍くらい苦しくなってきた。
ヤバイ・・・
胃までギューっとなってきた。

数時間眠っていた。
メッセの子からのメール音で目が醒めた。
「見つかりました」と。
着信時刻は午前5時18分。
何だか嫌な予感がする。
答えを保留にしておきたいという気持ちと、眠りに戻りたいという気持ちから、俺はまた眠りに入る。
夢を見た。
メッセの子と俺が東京にある豪華そうなホテル前の広場みたいなところで話してる。広場には噴水がある。時刻は早朝5.6時頃だろう。
そこに、メッセの子の携帯に連絡が入る。
E君が見つかった、と。
E君を保護したのは、こち亀に出てくる両さんが勤務している交番だ。
メッセの子は、そこにE君を迎えに行く。
メッセの子はE君を連れて先ほど俺達が居た広場の正面にあるホテルのレストランに入る。
そして、メッセの子からホテルの外側に居る俺にメールが送られてきた。
夢の中では、E君の名前が『零崎人識』になっていた。
実際は、E君の本名は零崎人識ではない。それは俺が読んでいる小説に出てくる登場人物の名前だ。
しかし、夢の中ではE君の名前は零崎人識という事になっていた。
メッセの子から送られてきたメールは、「俺が人識を守らないと」と。
メッセの子は普段からE君に敬語を使っているし、呼び捨てなんてしないけど、そんな感じのメールが俺の元に送られてきた。
レストランの中で、メッセの子とE君が向かい合わせに座ってる。
俺はこっそりとレストランに入り、メッセの子達の斜め脇くらいの席に着く。メッセの子達の卓に盗聴器を仕掛け、その会話を聞いている。
E君の声が思いのほか低かった。
まだ声変わりもしていないはずなのに。
と、そこに、レストランの外側に俺の弟の友達が現れる。10数人は居る。
そいつらが、レストランを囲んでいる。
どうやら、俺をボコりたいらしい。
そいつらは、俺の弟が俺に対してムカついているという事を声高に叫ぶ。
そして、まるで自分達が正義の使者であるかのように、自分達が俺を討伐するに足るだけの正当な理由、権利を持っているかのように主張する。
俺とは何の関わりも持たない分際で。
実際は、ただのイベント感覚、連帯感に悦る為とか仲間内でパフォーマンスを演じたいばかりに俺を狩りに来た分際で。
俺にはそれが分かるので、どうしようもないムカつきを覚える。
しかし、相手は人数も多いので、俺はレストランに篭城する事にした。
そういえば、こいつらはE君と同じ歳なんだな、みたいな事を思いながら俺はE君の事を眺めてた。
場面が変わる。
多分そこもレストランなんだろうけど、レストランのホールとキッチンの境目みたいなところに金庫がある。
俺はその金庫に詰め込まれる。
どうやら、その金庫はエレベーターになってるようで、そのまま下階に降ろされていく。降ろされた先は、下水道っぽい雰囲気なのだが、ホールみたいになっている。FFシリーズに出てくるようなバトルフィールドを彷彿させる。
そのフィールドには、俺を含めて2〜3人の人間が居る。
そこに、カラスのような化け物が数匹入ってくる。
どうやら、この化け物を倒さなければ、この化け物に食われてしまうという事らしい。手元には近未来的な銃のような武器があり、何発撃てばカラスが倒れる、みたいなルールが設けられているようだ。
殆どゲームだ。
多分、GANTZとかの影響なんだろうな。
それをさせている人間達はゲーム感覚なのだろうが、放り出された俺にとっては命がけ。
でも、カラスの化け物達は結構余裕で倒す事が出来た。
倒したら、今度はまた別の階に送られて、また別の種類の化け物が出てくる。化け物に関するルールも、またさっきとは違うものだったと思う。
実際には存在しない生き物だが、夢の世界には当たり前に道端等に存在している黒い生き物。ザリガニくらいの大きさなのだが、体が黒くて頭部が角砂糖のようなピンクの正方形をした奇妙な生き物。
その生き物を巨大化させたような化け物が出てきた。
多分、自分達の体の方が小さくなっているんだろうな、と思う。
その化け物達を倒すと、また別の階に送られて新たな化け物と戦わされる。
化け物ごとにルールが違う。
命からがらになりながらも、何とか化け物達を撃破してどんどん部屋を進んでいく。
ある階は、最初に金庫に押し込まれたのと同じような、レストランのような部屋だった。
出てきた化け物は、虫人間というかアサリ人間というか、甲殻類の怪人だ。
その化け物が5.6匹。家族のようにテーブルを囲んで座ってる。
〜人間といっても、昔の戦隊物に出てくるただ人間の形をした獣面人身ではなく、その体格からして甲殻類の生き物と人間が混ざり合ったような奇妙な姿。
そして、その化け物達は人語を話す。
この化け物に関するルールは、そのフィールドに置かれている化け物用の餌を、順繰りに化け物達に与えてやるというもの。
餌が切れたら、その化け物達は自分達を食いに襲い掛かってくるらしい。
化け物達は、愛嬌たっぷりにニコニコしながら、俺達に餌を要求してくる。
ギザギザの歯。こんな歯で食われるのか、なんて事を考えた。
化け物達が着いている卓に置かれた皿の上に、俺達はそいつらの餌をよそっていく。そいつらがそれを食べ終える前に、またその皿に新しく餌を盛っていく。
どう考えても餌が足りない。確実に、どこかで尽きてしまうのだ。
と、そいつらの餌が尽きてしまった。
化け物達は、ニコニコしながら「早くよそって〜」みたいな事を言ってくる。それが不気味で恐ろしかった。
もう無理だ。
そして、餌が尽きた事が化け物達にバレてしまった。
それまでニコニコしていた化け物達の形相が恐ろしいものに変化して、理性も何もないといった有様で俺達に襲い掛かってきた。
彼岸島に出てくる『姫』を彷彿とさせた。
そこに、俺達が先ほど倒しててなづけた別の化け物達がやってくる。
巨大な化け猫みたいな奴だったり、モスラのような蝶の化け物だったり。
中には、パプワくんに出てくるイトウくんという人語を話す巨大カタツムリも混じってた。
イトウくん達が「ここは自分達に任せて」みたいな事を言うので、任せて逃げる事にした。イトウくんの甲羅がそいつらにガジガジと噛み砕かれているのが目に入り、少し心が痛かった。
この化け物達は、自分達の身代わりになったのだ、と。
俺達は化け物達の巣食うフィールドからの脱出に成功した。
実は、化け物達との戦闘の度に何人か犠牲が出ている。
1人化け物に食われたら、また次のフィールドから人間が1人補充され、と。
ますますGANTZだ。
レストランを出たところで、スーツ姿の大学生の集団に道を聞かれた。
音大生という事なのか、バイオリンやクラリネットを背負ってる。
そいつらの内の1人に、「〜ってどこっすかねぇ」と質問された。
とろんとした目で、見下すように。
一応敬語の形は取っているけど、口調も明らかに馬鹿にした風だったので、俺はその質問をスルーした。
すると、そいつらは笑いながら楽器で俺に殴りかかってきた。本当に嬉しそうだ。俺に道を聞いたのも、ただ人をグチャグチャにする為の口実が欲しかっただけと言わんばかりに。
俺は『なんだ、こいつらゴミだったのか』みたいな事を思い、そいつらに「あそこのレストランで、貴方達のために料理が用意されていますよ」と、先ほど俺が出てきたレストランを指し示す。
そいつらは「まじか!」みたいな感じで喜んで食いついてきた。
そして、レストランに入っていった。
今度は、そいつらがあのレストランで化け物達に食われる番だ。
ゴミだからこれで良かった、とか思ってた。
で、先ほどのレストランで化け物達との戦闘に敗れて食われていった人間達だけど。あの化け物達に食われた人間は、悪い吸血鬼になってしまう、という設定があるようで。
その後、俺と一緒に化け物と戦ってきたかつての同志達が、吸血鬼となって俺に襲い掛かってきた。
俺は自分が昔住んでいたマンションみたいな場所で、そいつらから逃げ惑う。何か、夢の中で戦闘が起きたり逃亡したりする時って、しょっちゅうこのマンションが出てくるな。
そんな感じの夢を見た。
文章にしてみると、本当にB級映画以下のお粗末な内容だけれど、俺にとっては死ぬほど怖い夢だった。
こんな怖い夢を見たのはいつぶりだろう、というくらいに恐ろしかった。
つらつらと平坦な感じで書いてしまっているけれど、引きこもり生活ですっかり実感する機会が無くなってしまっていた、切迫した死に対する恐怖感が強烈に蘇って。
目が醒めて窓を見ると、空はまだ暗かった。
もしかして、夜まで眠ってしまったのかな。
しかし、時計を見ると午前6時過ぎだった。
あれだけの長い夢を見たのに、1時間も経っていない。
それにしても、こんなにも死ぬほど恐ろしい夢を見てしまったのは、精神状態が著しく悪い状態になっているのか。
寝起きから、また気分が沈んで欝になった。
最初に眠る前に感じた欝の苦しい感覚が後を引いている部分もあるし、メッセの子からの答えを保留したままで、E君の安否に対する不安感みたいなものもたまらなくて。
俺はメッセの子に「無事だったの?」と返信を送った。
送信時刻は午前6時12分。
メッセの子からの返事は来ない。
タバコが切れていたので、とりあえずコンビニにタバコを買いに行く事にした。
途中で、メッセの子からメールが着た。
「あとでメールします」と。
着信時刻は午前6時43分。
すっきり「無事です」と言ってくれなかった。
その時点で、何かあったに違いない・・・
メッセの子が警察に届けを出したとしても、そんな5時間程度で見つかるものだろうか。
もしかしたら、E君がDQNな変態共に性的暴行か何かを受けているところを警察が発見し、保護していたのかもしれない。
暴行した奴らが拘留されるのは当然だけど、E君が何も喋らないからE君も警察署から帰らせてもらえなくて、とか。
警察がE君に「君は被害者なのに何で何も喋らないのかな?」と言い、E君が「被害者だから喋れないんですよ」みたいな事を言い返し。
そんな会話が想像されて、また胸が痛くなる。
現在午前8時13分。
未だに、メッセの子からのメールは来ない。

また眠ってしまってた。
今度もまた夢を見た。
メッセの子の弟が死んでしまった、という内容だった。
死んでしまったにも関わらず、弟君はメガビのショタコン板に現れ続ける。
弟君は固定を名乗っていないけど、話している内容からそれが弟君である事が分かる。
弟君は、あるスレで他の名無しと言い合っていた。
その名無しは26歳くらいのショタコン野郎で、頭が禿げ上がった殆どオッサンと言ってもいいような奴だ。
パソコンの画面を通して、俺には千里眼のようにそんなビジョンが見えた。
そんなショタコン親父の分際で、可愛い少年である弟君に偉そうな事を言っているのがムカついた。
弟君は既に死んでしまってる。なのに、掲示板にレスを続ける。
つまり、この弟君は幽霊だ。
俺は、C君には会えたのか?と質問したい。
しかし、こんなショタコン共の巣窟で、その子達の具体的な名前や状況を出してしまうとろくな事にならないし、どうしたものかとヤキモキしてた。
結局、俺は弟君に声をかける事が出来なかった。
弟君は、C君が以前レスしていたスレッドに書き込みながらも、C君の話題には全く触れない。
そんな感じの夢を見た。
午後13時半過ぎに目が醒めた。
眠りに就く前、ウォークマンに倖田來未の「1000の言葉」という曲を入れて聴いていた。
この曲は、FFX-2のテーマソングだ。
1000年前に死亡した「シューイン」というキャラクターの追憶時に、この曲が流れていたと思う。
シューインには「レン」という恋人が居た。
レンは歌姫で、特殊な力を持っていた。
その力に目をつけた軍隊が、レンを戦争に利用しようと徴兵?していく。
シューインはレンを助ける為に、レンを軍隊から連れ出そうとするのだが、兵士に見つかり、二人まとめて銃殺される。
シューインは、好きな相手を守れなかった事に対する無念に、死後1000年もの間ずっと苦しみ続けていた。
また、好きな相手を殺した人間、社会を怨んで怨んで怨んで怨んで、果ては悪霊みたいな存在になってしまう。
この怨霊化したシューインがこのゲームのラスボス的存在なのだが。
主人公達に倒された後、レンの亡霊がシューインの前に現れる。
そして、レンが「もう眠ろう?」みたいな感じでシューインを連れて行き二人で成仏していく、というラストだった。
好きな相手が傷つけられたという、そのどうしようもなくやりきれない気持ちは、その相手自身にどんな言葉を掛けてもらったところで決して払拭する事は出来ない。
俺には、ハッピーエンドでも何でもなくて、すごく切ない、悲しい話に感じられた。
このゲームをしていたのが、ちょうどあの子から「そういう目に遭わされた」という話を聞かされた時期と前後していて、シューインの悲しさだとか無念だとか悔しさだとか憎しみだとか、そういったものに凄く感情移入してしまった事を覚えてる。
そして、そのレンの亡霊が1000年前の悲しい体験を追憶しながら歌っていたのが、倖田來未の「1000の言葉」だ。
眠りに就く前、その曲を聴きながらそんな事を思い出していたせいか、寝起き後またあの子の事とかを考えていた。
続けて、俺が19.20歳くらいの頃に頻繁に感じていて、今現在は意識の底に沈殿させているエゴを軸にしたようないやらしい不満も蘇ってきた。
つまり、
タイプの少年は汚い奴らに簡単に汚されてしまう。
なのに、タイプの少年に対して誰よりも強い執着を持っている俺は、そういった少年と付き合う事すら出来ないでいる。それが不満だ、とか。
自分が歳を取っていく事で、自分がタイプとする少年達との年齢差がどんどん開いていってしまう。タイプの少年が遠くなる・・・、とか。
19.20歳くらいの頃にそんな事を感じてて、今はもう24歳。
更に遠くなってしまった。
20歳の頃に一度叶いそうになったけど、あの子はそういう目に遭わされていて・・・
それから4年。
もう自分は一生タイプの子とは付き合う事は出来ないんだな・・・、みたいな不満が沸いた。
実際は、俺自身が若かろうが歳を取っていようが、タイプの少年には逆立ちしても釣り合えない。だから、「付き合えない」という事に不満を感じる事自体が傲慢で最低で、否定すべき事なのだけれど。
だけどやっぱり、それから4年も歳を取り、そういう子達が更に遠くなってしまった事に、ショックを感じて沈んでしまう。
そもそも、「あの子がそういう目に遭ってさえ居なければ付き合えた」という事そのもの自体が欺瞞だろう。
俺じゃあの子に釣り合えない。
普段はそれを誤魔化しながら、「それさえなければ付き合えた」と未練を引きずり続けてる。そんな感じだ。
目が醒めてからずっと、自分がタイプの少年と付き合えない、という事に対する強い不満でどうしようもない気持ちになってしまった。
これじゃ、ショタコン被害に遭わされた少年達に申し訳が立たなくなってしまう・・・
現在午後17時01分。
未だに、メッセの子から連絡は来ない。


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