リュカの日記

2006年10月22日(日)

昨日寝る前に「バンパイア・コップ」を観た。
「霊幻道士」のノリを引き継いでいるような感じで、思いの外面白い映画だったと思う。
眠っている間、掲示板で粘着してくる奴が、いやらしく笑いながら俺の日記をBBSに転載しまくる、という胸糞悪い夢を見た。
今日は午後12時数分前に目が醒めた。
目が醒めてから、何だか漠然とした虚しさが広がってきてたまらない。
昨日の日記でも書いたが、「俺はタイプの男の子に対して絶望しか持てなくなった」
なら、もう男の子を好きになるのは辞めるべきだろ?
でも、それはどうしても嫌なのだ・・・
ため息が出る。

タイプの男の子の思想、考えには無条件で従える。
それが、以前の俺の感覚だったし、唯一楽になれる道でもあったのだ。
しかし、絶望しか与えてくれないその存在に、もはやそういう訳には行かなくなった。
逆らいまくり、全否定だ。
何でこんな風になっていってしまったのだろう。
その理由も明らかだけど。
本当に、俺にとっても最悪な展開だ。

よく、恋愛ごとで、相手の存在が自分の価値観から多少なりともはみ出そうとも、「好きだから」という理由によってカバーされ、黙認されていく例は多いと思う。
それは、その人間にとって「好きだから」という理由こそが最大だからであって、それ以外は些事なのだ。どこまでも余裕が感じられるやり取りに感じられる。
しかし、俺にとっては「そういう目に遭わされない」という事こそが最大なのだ。だからそれらを黙認出来ない。
でも、存在として、自分にとって最大級の存在なのはタイプの少年。
どうしていいか分からない、どういう価値観築いていけばいいのか分からない・・・
「そういう目に遭わされる」という事は、俺にとってタイプの少年の存在以上の出来事なのだ・・・

もはや、俺の中には芯が無い。
今更「そういう目に遭わされていない子」の存在を知ったところで、もはや「絶対」とはいかなくなった。
完璧に打ちのめされる以前にも、何度も「タイプの少年がそういう目に遭わされた」という現実により、絶望に沈む事は多かったけど、まだ芯が残っていたので持ち直せたろう。
しかし、一度それを失ってしまうと、もう二度と以前の状態にまで持ち直す事は出来ないのだろうか。
妥協は嫌だ。
「どうせ叶わない恋愛対象だから」と、すっぱり諦めてしまいたかったけど、「そうでない」という事を知ってしまったので辛くなる。
タイプの少年であるにも関わらず、自分の事を好きになってくれた子が確かに居たのだ。
「どうせ叶わない〜」と、諦める訳にも行かなくて・・

何も知りたくなかったな・・・
それでも、そういう目に遭わされた事の無い子に「知った方が良かった」と言ってもらえ、その子が生涯そういう目に遭わされないと保障されているのなら、また救われたりするのだろうか・・・・
俺がそんな事を考えてしまうと、また運命神によって踏みにじられる結果になってしまうんだろうけど。


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リュカ

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