実際には得られてないけど、あたかも「得られたような感覚」を味わってしまった事が厄介なのか。 少なくとも、その時その瞬間、俺の中では「得られた事」になっていた。 何も持たない0地点。 得られた気になり50ポイント。 その50ポイントが基準になって、100ポイント以上の喜びを得られないと「その時以上」に感じられない、みたいな状態だろうか。 最初に+50の喜びを感じたから、その時よりもさらに+50でなければ「同じ風」には感じられない、とか。 更に突き詰めると、あの時は−100の絶望の中から+50になれたから、正確には150ポイントの喜びを感じていた事になり、それを踏まえた上で+50を基準とするなら、+200の喜びが得られてやっと「同じ風」に感じられる、とか。 もう、とてつもない事になってくる。絶対無理だ。 それほどまでの喜びなんて存在し得ない。 もっとも、適当に考えているだけだから、実際にはどうなのか、は、分からないけど。 また、今の自分はその存在に「そこまでの喜び」を感じる事が出来なくなってしまっているから、さらに厳しいんだろうな。 自分にとって「絶対に叶わない事」が現実に一度「叶いそう」になったからこそ、妥協が許せなくなってしまう。 そんな妥協を許せないのは、とても身勝手で、おこがましい事なのかもしれないが。 メッセの子からも、色んな話が入ってくる。 その子を狙う卑しい奴ら。 一人の子が、何度も変質者に狙われる。 狙う奴ら、実際に行動に移してくる奴らの人数は、一人や二人じゃない。 そんな話を聞いてると、リアルでタイプの男の子と関わる、なんて事は、到底俺には耐えられない事のようにも思えてくる。 タイプの男の子が襲われる、という事は、俺にとっては絶望だ。 ネット上とはいえ、少し不安を匂わせられるだけで「まさか、まさか・・・」と酷く精神を消耗させられる。 それがリアルとなると、しかも日常的になるとすると、その精神疲労はとてつもない負荷になるんじゃなかろうか。
午後15時過ぎくらいから、歯医者に行って来た。 先週の続きの治療を行った。 昨日目が醒めてから、やたらアゴというか奥歯というか、その辺りがやたらと痛み出した。 しかし、今日の治療を以ってしても、その痛みは無くならなかった。 歯にこびり付いている、タバコのヤニも削ってもらった。 およそ、10年にも渡って蓄積されてきた、歴史を物語るようなタバコのヤニを、取り除く事にも抵抗があったのだが、母親が「せっかくだから取ってもらい」と強く薦めてくるので、取る事にしたのだ。 タバコのヤニ取り作業で、歯茎がやたらと傷ついた。 それにより、だいぶスッキリした感じにはなったが、歯が真っ白になった、という訳ではなかった。 どことなく黄ばんでる。 多分、年齢を重ねた事によって、歯の地の色自体が黄ばんでいったのだろうと思う。 あと、先週撮ったレントゲンが貼り出されていた。 上の親知らずは生え揃った感じらしいのだが、下の親知らずも生えかけらしい。レントゲンにも写っていた。 また、それらは上の親知らずとは違い真っ直ぐに生えている訳ではなく、右下も左下も両方内側に向かって生えかけている。 なので、永久に頭は出てこないかもしれないな。 形自体は、殆ど出来上がっているのだが。 家に帰ってから、小説の続きを読んだ。 「ネコソギラジカル 赤き征服VS.橙なる種」を読み終えた。 あと1冊で、このシリーズを全て読み終えてしまう事になる。
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