リュカの日記

2004年05月20日(木)

昨日はちゃんと眠ったのに、今日もまた徹夜してしまった。
あまり少年を意識する事がなかった。
苦しいのはその時だけで、後に引きずりにくくなったのだろうか。

頑張る理由が無くて、学校や勉強に全く手がつかないしやる気が全然出てこない。
ただの怠け者か。

学校へ向かう途中、今までに聞いた色々な話が思い出されて、その時どれだけそれがありえない事だと感じられていたのか少しだけ実感した。
俺が以前ほど色々な事で関連付けたりしなくなったのも、それに繋がるような事を遥かに超えた直接的な話を今までにたくさん聞いてしまったからかもしれない。
よく、学校や街などで嬉しそうにしている人間や馬鹿そうにヘラヘラしている軽薄な奴らを見かけると嫌になったり憎くなったりと不愉快な気分になる。
「こいつらはそういう子が虐げられてるような世の中を喜んだりしてるんだな」と思えたり「こいつらもそういう事実がどこかに存在してる事は知ってたりするのだろうか、知らないわけがないのにその上でこういう風に笑ったりしているのだろうか」と思えたりする。
学校についてから眠かったのでそのまま眠った。
何度か途中目が覚めて、いつの間にか2時限目に入っている事は確認できた。
その後にまたすぐに眠ってしまって、次に目が覚めた時には教室には2.3人の女子のグループが談笑しているだけになっていた。
「昼休みだろうか」と思って携帯を見ると午後3時前になっていた。
3時限目が終わった後の休み時間だった。
彫刻の授業があったのだが、途中になってしまうのでそのまま眠っている事にした。
先週も彫刻をサボったような気がする。
机に突っ伏して、昔好きだった後輩の事を考えていた。
すると、一緒になって気持ちの悪い中年親父までが頭に浮かんできた。
一番あってほしくない最悪の組み合わせだ。
すぐにオッサンだけ頭の中から打ち消して、実際に俺が見てきた後輩の事だけを思い出すようにした。
うちの中学では、冬休みの課題で切り絵というのを提出しなくてはならない。
絵の内容は生徒が好きに決めてもいい。
全学年の冬休みの課題が掲示板に提出される事になっていて、その子がどんな物を作ったのかが気になっていたので探した事があった。
その子の作った作品を見つけた。
学校の怪談という映画があって、それに出てくる「てけてけ」というモンスターが作られていた。
そして、題名に「てけてけワールドへようこそ」と書かれていた。
当時の俺は、中学生といえばもう完全に大人だと思っていたけど、この子はまだまだ子供なんだなぁと思えて可愛くてしょうがなかった。
卒業した後も冬に一度中学を訪れた事があって、その時もまたその子の作品を探してみた。
去年と同じで「てけてけ」が展示されていた。
よっぽど「てけてけ」が好きなんだろうな。
てけてけという妖怪は、映画では可愛くされているけど実際に出回っている都市伝説では、寒い冬に電車事故で上半身と下半身を切断されてしまった少女が、本来なら即死のところ寒さで血が凍結して止血されてしまい、激痛に苦しみのたうち叫びながらしばらくの間上半身だけでズルズル這い回っていたという事件があって、それが死後幽霊となって現れるという話だ。
以前の感覚で、もし他の人間がそれを楽しんだりしているのを見たりしたら「もしそれが少年でも喜んだりするのだろうか」と関連付けて嫌になったりしていただろうけど、この子が喜ぶものだからいいんだと思えてしまう。
そんな事を考えているうちにまた眠ってしまった。
次に目が覚めた頃には午後6時を過ぎていて、俺が学校にいなければならないのは4時限目までなのに、すでに5時限目が終わっている時間になっていた。
最近家で眠らず睡眠を学校の授業時間だけでまかなっている事が多い。
生活がおかしくなり始めている。
でも、学校で眠るのは嫌いじゃない。
目が覚めるとさっきまでの嫌な気分がどこかへ消えてしまっていた。
学校を出ると雨が降っていた。
帰り道「どれだけこうやって日々をやり過ごしても、嫌な事実からは逃れる事ができない」「そうやって過ごしていっても、結局は『次の休日まで』『今週が終わるまで』と延ばしていくだけで、その先にはゴールが見えない」「何のために生きて生活してるんだろう」と思えて気分が重くなっていった。
家に着いた頃には、午後7時前になっていた。


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