リュカの日記

2003年07月25日(金)

午後7.8時頃に目が覚めた。
起きてからすぐにゲームにINした。
最近、またゲームがつまらなくなってきた。
パロスツアーがあったらしいのだが、行く気がしなくてシャイで適当にブラブラすることにした。
今朝は、エイディアの初期装備に偽装して、一番弱い武器である「蜂のリング」を使って横打ちをしまくった。
今朝、横打ちしまくった時に「横打ちするな」と言われたので、「横打ちってなんですか?今日このゲームを始めたばかりで、何が何だか分からないのですが」と言ってやりすごした。
「初心者だとしても、その名前はまずいですよ」と言われた。
目が覚めてシャイに行くと、今朝俺が横打ちしまくったPTが居たので、今日も狩りの邪魔をしてやることにした。
今度は、向こうの方から「PTに入りませんか?」と言ってきたので、暇だったしPTに加わることにした。
やはり狩りはつまらない。数十分狩りを続け、そのまま数時間キャラを放置した。
あまりにつまらなかったので、そのままPTを抜けてブラブラする事にした。
闘技場に行ってみると「凶器の桜」というギルドが円陣を組んで座っていた。
その中の弱そうなギルド員を何人か「蜂のリング」で攻撃した。
2.3発食らわしてやると、男キャラは「うぅ、、」女キャラは「キャー」と叫んで、そのまま地面に沈んでいった。
他のギルド員が「去れ!」とか言って、全員で俺を追いかけてきた。
いったん闘技場から出て、しばらくして戻ってみると、闘技場の中の攻撃を食らわないエリアで、また「凶器の桜」が円陣を組んで座り込んでいた。
俺は、その円陣の真ん中に座り込んでみることにした。
数分間沈黙が流れ、俺が立ち上がって立ち去ろうとした時に、その中の一人が「円陣の中に入るな」と言ってきたので、また引き返して円陣の中に座り込んでみることにした。
数分してから闘技場を出て、また適当にブラブラした。
最近入った同じギルドの人がいたので、狩りを手伝ってあげることにした。
シャイで数時間狩りを手伝って、相手のレベルは6〜8上がった。
時間が流れ、7月26日の午前5時になった。
6時10分に、ショタのメッセ相手と三ノ宮駅で待ち合わせである。
眠さで少しフラついていたが、原付に乗って三ノ宮に向かった。
大阪へ行く途中で神戸を通るので、そのついでに少しだけ神戸に立ち寄るとの事だった。
待ち合わせ場所である駅前の段差のところに行ってみると誰も居なかった。
6時10分を過ぎても来る気配が全くない。
目印は「緑のリュックサック」を背負っているという事だけである。
緑のリュックを背負った人が、何人も俺の前を通り過ぎていく。
リアルで人と会うのは、やはり緊張する。
いつ現れるのか、とずっと待っていると「あの〜」と声をかけてくる人がいた。
年齢は5〜60歳。緑色の服を着ていて白髪を茶色に染めた感じの長髪の自転車に乗った老人?であった。
メッセ相手は「25歳」だと聞いていた。
「まさか、、、年齢詐称か?」と思った。
相手が「タバコを一本恵んでください」と言ってきた。
タバコを一本恵んであげると、「大阪はどっちの方角ですか?」と訊ねてきた。
東の方向を指差して「こっちです」と言うと、「ありがとう」と返してきた。
「大阪まで自転車で行くつもりですか?」と聞くと「そうです」と言ってきた。
「まあ、がんばってください」と言って、その老人?と別れた。
どうやらメッセ相手ではなかったようだ。
6時40分を過ぎた頃「7時10分まで待って来なかったら帰ろうかな」と思った。
「土曜日の午前6時10分」だと聞いていた。
今日が「土曜日」であるという自信がなくなって、駅の中に入り、駅員さんに「今日は何曜日ですか?」と聞いてみた。
「今日は土曜日です」と言ってきたので、さっきの場所に戻ろうとした時にオカッパ頭の青年が笑顔で「よぅ」といった感じの仕草で手を上げた。
どうやらメッセ相手のようだ。
「こんにちは」みたいな感じで挨拶を交わした。
かなり普通のおとなしそうな感じで、「もう、来ないんだろうな」と思いかけていたこともあり、さっきまでの緊張感が結構薄れた。
少し声が高い感じだった。
イメージとのギャップが凄かった。
メッセで話した感じでは、殆ど「喜怒哀楽」がなくて、無表情で「欝」そのものといった感じの性格だとイメージしていた。
しかし、彼には感情があった。
25歳だと聞いていたのだが、全然年上だという感じがしなかったので、結構普通に話をすることができた。
喋り方のせいか、もっと老け込んでいるのだとばかり思っていたのが、思っていたよりもかなり「若者」という感じがしたので驚いた。
どうやら、俺が言った待ち合わせ場所が少し分かりにくかったようだ。
10〜20分ほど缶コーヒーを飲みながら立ち話をした。
とりあえず何か食べに行こう、ということで近くのファミリーレストランに向かった。
ファミリーレストランまではバイクでしか行ったことがないので、近いと感じていたのだが、歩いてみると10分くらいかかった。
歩きながら色々と話をした。
相手が「家を出る前に、病院に行って欝を沈める薬をもらってきた」と言った。
少しだけ少年の話もした。
リアルだと、やはり少年について喋ることに抵抗感が出てしまう。
相手が話しを振ってきたので、女の事を話す感覚で返した。
俺の方は、「少年」や「ショタ」という言葉を発することはできなかった。
やっとファミレスにたどり着いた、と思ったら、店が閉まっていた。
十分以上歩いてたどり着いたので、非常に気まずい感じになった。
今来た道を引き返すことにした。
引き返しながら、少しだけメガビの話をした。
「昨日もあのオッサンが煽りレスつけてきてムカついた」とか「俺は何もしてないのに、全部俺のせいにされてる」とかいった感じの話しをした。
他には、一緒にエタカをやっている仲なのでゲームの話をしたりした。
リアルでゲーム仲間とゲームの話をするのはやはり楽しい。
子供の頃は、よく友達とゲームの話で盛り上がったものである。
「ステミはいい人だと思われてるけど、絡んでみて結構ワガママな人だと感じた」と言ってきたので、「ステミ」について少し話をした。
俺はステミとは殆ど絡んだことはないのだが、2chの隔離スレのAAには大笑いした。
2chで生まれた顔文字のキャラクターがクルクルクルと飛んできて「ステミ見参!!!」と叫んでいるのである。
三ノ宮駅近くに戻ってきて、今の時間に開いている店を探すことにした。
殆どの店が閉まっていたので、24時間営業の牛丼屋で牛丼を食べることにした。
まあ、この時間帯ならしょうがないのかな。
牛丼を食べている時、やはり久しぶりに他人と絡んだせいか少し手が震えた。
やはり緊張感が少し残っているようだ。
食べ終わってから、メッセ相手がカバンから薬を出して飲んでいた。
どうやら、さっき言っていた欝を抑えるための薬らしい。
店を出てから、メッセ相手が「今日会う19歳の子に電話するから、公衆電話を探してみる」と言ったので、一緒に探しに行くことにした。
携帯電話が普及したせいか、全然公衆電話が見つからない。
探し回っても見つからなかったので、喫茶店に入って店員さんに聞いてみた。
公衆電話の場所が分かり、そこに行った。
どうやら留守電になっていたようだ。
午前9時には大阪に到着していないといけないらしい。
もう8時になろうとしていた。
三ノ宮駅に向かって歩いていき、到着してから一服した。
一度会っただけの人間だと、しばらくすると頭の中で全然違った感じの顔になってしまう。
とりあえず、記念撮影だということで相手に写真を撮らせてもらった。
「晒さないでくれよ」と言われた。
8時10分になり、そろそろだということで、そこで別れることにした。
別れ際に相手が「わざわざ来てくれてありがとう」と言って、手を出してきたので握手をした。
俺は今までに他人と握手をした事があっただろうか。
駅で見送り、そのままバイクに乗って家に帰った。
家に帰り着き、窓の方を見てみると、網戸にセミが貼り付いていた。


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