私の方では、2つのコンサートマーチを用意して行った。 県吹連の30周年記念の折りに作って配布された、兼田敏「飛翔」と、 県吹連20周年記念の産物で、第9回定演でも演奏したことのある、保科洋「はなのき」。 それから、団員から提供された「献呈序曲」「シーザーとクレオパトラ」の2曲を配り、 この4曲をだいたい2回ずつ初見演奏して楽しんだ。
「飛翔」は冒頭が奇妙で悩ましかった。 全体にありふれたコンサートマーチって感じで、格別おもしろいとも思わなかったが、 対旋律を強調してもらったら少しおもしろくなった。 リピート記号を伴わない1カッコ・2カッコ記号というものを初体験した。 この謎を解くために、しばし議論になったりもした。 「はなのき」は12年ぶりに聞いたことになるけれど、 改めて、美しい傑作マーチだと感心しないではいられなかった。 あとの2曲もなかなかおもしろかった。 テンポがいろいろと変化するので、油断できず、 座って叩いているだけで体は楽だったけれど、頭が疲れた。 でも、こういう時間を楽しめるのは、団員が優秀で即座に楽譜を再現してくれるからだ。
団員のみなさん、ここしばらくはやってみたい楽譜を持ち寄りましょう。 初見演奏を頼む中で、今年度取り組む曲が決まっていくかもしれません。
ちなみに、今のところ私はこんな曲を候補にあげています。 もちろん、まだ候補にあげながら編成や曲順の流れなど模索しているだけですが。。。
プロコフィエフ「ロミオとジュリエット」より リード「オセロ」 夏田鐘甲「吹奏楽のためのファンタジー」 映画音楽「ペンハー」 レスピーギ「シバの女王ベルキス」より
あ、、それから、、、ついでながら、、、 19日に職場で人事異動の内示があって、 3月いっぱいで、ドッグ・マウンテン・ハイスクール教諭ではなくなり、 4月からはそこから13キロほど西にあるハイスクールに行くことになりました。 青天の霹靂のような辞令なので、引っ越し&引き継ぎに大わらわの毎日です。 15年も居座って好き勝手にやらせてもらっていたので、 いざ出て行くとなると、まったくもってたいへんなことになります。
15年前この学校に来て、そうして職長と出会わなかったら、 この団のことも、まったく知らずにいたのかもしれませんね。 不思議な縁だと、つくづく思いますよ。
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