I.W.O.活動日誌

2003年03月16日(日) 第21回定演

予定より30分寝坊した。(>_<)
いい度胸してるもんだと感心した。(*^-^*)
ただでさえ不安材料満載の定演が、どうなることかと暗雲を感じないでもなかった。-。-;
でも、団員を信頼しているので、心配は自分に対してだけにしておいた。

午前中のリハは、アナウンス中心の、演奏は冒頭のいくらかだけ。
できるだけ吹かせないようにしたいものである。
とにかく、本番で今までなかったような演奏を聴かせてもらえばいい。
今さらじたばたしても、気休めになるだけで、ほとんど大差ないものである。
それより、ひと通り終わってから数カ所客席での聞こえ具合をチェックさせてもらった。
また、ぐるりよざ第2楽章だけ通してみた。
それ以上に問題になったのは、ハリポタのニンバスの部分である。
どんどん速くなると言うので、更に不安材料が増えた。
9時半に始めたリハは、11時20分ごろ終わった。

暗譜の点検は何度かに分けた方がいいので、昼食前に再びチェック。
なかなか自信が持てない。
昼食を取ってから本番までの間も何度も見直した、
こんなことは定演では3度目のような気がする。
また、去年のようなことがないように(笑)、入場の練習を3度した。
いつも思うことだけど、この本番前の昼休みは実に長い。
永遠に本番を迎えることはないような気がする。
けれども、やっぱり裏切ることなくその時間は来るのである。
そうして、団員がステージに着席し、司会の挨拶、市長の挨拶、音出し、、、
ステージが明るくなり、ホントに出るのかい?と思ったりするのだけれど、
やっぱり出て行かざるをえないのである。

「利家とまつ」は焦った。
なかなかメロディーラインがそろわないのだ。
ひゃーーっ、これじゃあ「ぐるりよざ」が思いやられるぞ。
「ハリポタ」の前半は実に緊張する場面である。
演奏するのに適正なテンポを指示するのがとてもむずかしい。
その点がどうだったのかはよくわからないが、
フルートもクラリネットも、しっかり難所をクリアしてくれた。
いよいよ「ぐるりよざ」である。
聖歌の変拍子も、中間部の変拍子も、2楽章冒頭も間違えずに振ることができた。
ここぞというところで熱することもできた。
最後のTPもしっかり鳴っていた。
3人しかいないHnも最後までよくがんばった。
1番不安材料の多かった「ぐるりよざ」が1番安定して聞こえた。
前半でラスボス戦クリアしたような心境で休憩に入った。

第2部は、概して楽しんで振ることができた。
「君の瞳に・・・」も「ABC」も、初めて間違えずに振れた。
第2部が1時間越えて長すぎるんではないかと心配していたけれど、
ちょうど1時間、定演全体がちょうど2時間だった。

演奏会でもコンクールでもそうだけど、私の願いはいつも、
練習の成果を発揮して欲しい、、、それだけである。
他人の評価は二の次である。
客席で聞いて調整するのも、練習の成果が台無しにならないためにチェックするわけだ。
練習で危なかったところもうまくやれていたので、合格である。

今年の定演は、選曲も練習もむずかしい要素がいろいろあって、苦渋の連続だった。
終わった後は、今までに感じたことのないほどの解放感に包まれた。
2時間ほど、幸福な解放感に浸っていたけれど、やがて現実に引き戻された。
来年は何をやるか、来週は何をやるか、さっそく悩ましいふりだしにもどる、のである。


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