I.W.O.活動日誌

2001年04月28日(土) 悩ましいポップス部門

最近では珍しく、後半30分を「舞楽2」に費やした。
テンポもさらにゆっくりめにして、ちょっとだけいじり始めた。
部分的にくり返しながら、3重奏の前のところまで来たら、
もうあと5分ほどになってしまっていた。
最初からそこまでを最後に振ってみて、3分ほど延長して終わった。
意外と時間のかかる曲である。先が思いやられる。

前半の休憩時間までは、「キャラバン」と「ウイ・アー・オール・アローン」と
「ボサノヴァの涼風」が配られていた。
「キャラバン」って、もとはベンチャーズだったかなぁ・・?
30何年前だ?? ・・なんて思いながら聞くと懐かしい思いに包まれるけれど、
あのころは純真なる小学生(?)だったので、おもしろい曲だと思ってた。
今聞いても、どうも陳腐な感じばかりがして、どうもいけない。
編曲も、洒落てるつもりかもしれないのが、かえって古めかしい感じになる。
真ん中にサンサーンスの「サムソンとデリラ」の「バッカナール」のメロディーが
入っていたけれど、原曲にもあったのだろうか、これも編曲者の洒落だろうか?
いずれにしても、最後のフレーズの四分音符4つアクセントの採用はいただけない。

「ウイ・アー・オール・アローン」、以前やったときも、
もっと広大なイメージにならないかな、と思ったけれど、
ちょっと編曲をいじって楽器の組み合わせを変える必要もあるのかな、と思う。
いずれにしても、これをやると、もっと速いテンポにして、と文句が出る。
原曲のヴォーカル版に魅せられている人が多く、もめごとの種になりがちなので、
これは飽きない曲だけどボツにした方がいいだろう。

「ボサノヴァの涼風」もきょう限りにしよう。
実のところは、前でこれを聞いていると、なかなかいい気分なのである。
でも、これはボサノヴァ調が自分好みというだけで、演奏会向きの構成ではない。
第一、長すぎる。奏者側から「たいくつだ」とさえ意見が出てしまった。
観客にとっても、この単調な8分間はつらいだろう。
そういえば、初めてCDで聞いたとき、選曲は悪くないが単調、と思って、
候補にも挙げないできたのだった。
全編ボサノヴァ責めでは、とりわけパーカッションが気の毒だ。
それぞれを半分ずつに縮めてしまうか、
この中の1曲だけを別のメロディーの曲に入れさせてもらうとか、
今後はそんなことも検討してみたいものだ。

まぁ、要するに早く新しい楽譜を手に入れなきゃいかん、ということだ。
来週こそは、手配するぞ。


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