わし日記(たわごと)
目次過去未来最新


2002年03月16日(土) 上野の春。

 今日は、プラド美術館展とモンスターズ・インクを見るために、上野に行った。

 最初にプラド美術館展を見る。……可もなく不可もなし。
 ていうか、「これだあっ」って云う目玉商品(?)がなかったんだな。画家も、プロとか専門に勉強してる人とか地元民とかが見れば「をををををっ」となる人の作品が展示されていたのかもしれないが、門外漢のわしが知ってたのは、ルーベンス、ベラスケス、ゴヤ、エル・グレコくらい。それも、見たこと無い絵ばっかりだったし。
 さらに、半分くらいが宗教画だった所為か、題名見ても「それ誰?」状態。スザンナってだ〜れ〜、とか、聖フランチェスコって何した人〜、とか。『洗礼者ヨハネと福音記者ヨハネ』に至っては、「どっちがどっちのヨハネ?」だった。
 しかし、何故『聖○○』という題名の絵には、必ずと言っていいほど頭蓋骨が描かれているのだろうか。謎。

 だがしかし、本日の美術展では大収穫が一つあった。
 それは、色鉛筆。(プラド美術館と何の関係があるんじゃいっ)
 30色組×3セット、計90色の色鉛筆〜(はあと)。蘇芳ってこういう色なのね〜。砥粉とか鳥の子とか瓶覗とか、こういう色だったのか〜。
 更に、鉛筆独特の良い香り。こっちの方が眼福かもだ。やるなトンボ鉛筆。うっかり1万円弱、突っ込んじゃったじゃないか。

 そして、咲きかけた桜を愛でつつ映画館へ。整備事業も、だいぶ進んで綺麗になったな上野公園。暖かいし人はそんなにいないし大型犬は散歩してるし、良い一時だった。
 映画の上演まで少し時間があったので、不忍池弁天様参りもした。虫柱が立っているのには閉口したが、妙に人慣れしたカモなんかもいて楽しかった。

 さて、モンスターズ・インク。そんなに期待してなかったのだが、結構面白かった。特に、場内の子供の反応(爆)。クライマックスの、しんみりとした場面で、いきなり1人が号泣。そして、5,6人がそれにつられて泣き出した。君達、制作者の思惑に思いっきり乗せられてるねえ。さすがディズニー、お子様の感情移入の掴みはバッチリだ。
 わし的には、本編の前に上映された、短編が結構面白かった。展開もオチも読めちゃうんだが、表現が良かったな。



 今日は、色鉛筆で幸せになった日だったなあ(←バカ)。


今日の天気:曇
My追加

2001年03月16日(金) ワイン6本。


新瀬