『二十日鼠と人間』感想。 僕にとっては久しぶり(?)のカラー映画。オープニング・ロールは貨物列車の中を映す。ところどころから入り込んでくる光がクレジットに。しょっぱなからとても美しい。貨物列車の中には深刻な顔をした男(ゲイリー・シニーズ)が一人。 物語の主役はこのジョージと、幼馴染のレニー(ジョン・マルコビッチ)の二人だ。賢いジョージと、気はいいが頭が弱いためにいつもトラブルを起こしてしまうレニーは幼馴染。お互いの存在を一番大きいものとしていつも一緒にいた。 レニーはジョージに話をせがむ。いつか二人で牧場を運営する話だ。それは社会的に底辺にいる二人の夢だった。 働くために牧場にやってきた二人はひょんなことからその夢を実現できる可能性に出会う。1ヶ月、あと1ヶ月働けばなんとかなるかもしれないと頑張る二人だったが、ここでもレニーをトラブルを起こしてしまう。それも、とても大きなトラブルを。
普段はあんまり感じない類の重さがある映画。自分ではなかなか経験することのない出来事を感じさせてくれるというのは、まさに芸術的。 オープニングのレニーの表情と、途中の犬のエピソードが最後にジワリと効いてくるところが上手ですね。ジックリ映画を観たいときはオススメの作品。
昨日と今日で『プラネテス』の6、7、8巻を観た。ハチマキがフォンブラウン号の試験を受ける直前までがおもしろかった。アニメだけの設定であるデブリ課のみなさんが活きている「デブリ課、最後の日」なんて涙、涙。 それ以降は原作のほうが優れた描写かなぁ。ってか9巻で最後なのに木星まで行けるのか、これ。行く直前で終わりそうな予感がする…。 アニメで他に観たいのはZガンダム。ガンダムはファーストとZが好きです、がZをしっかりと観たことがないので観たい。でも、今観ても絵が昔風で冷めそう。ガンダムもそうだけど、アトムやブラックジャックなんかもリメイク(新しい絵でアニメになったり、ゲームやプラモでデザインが微妙に変わってたり)されたものを観た人がオリジナルに触れる時、そこにはやっぱりギャップがあるんじゃなかろうか。 Zではバウンド・ドックが格好いい。ジェリドも好き。 でもDVDは10巻以上あるしなー、お金勿体無いなぁ。それにお金を使うなら、チャップリンのDVDボックスが欲しい。ラヴ・チャップリン。
図書館で淀川さんの本やチャップリンの解説本なんかを借りてきてます。淀川さんの文章は読めば読むほど、惜しい人を亡くしたなぁって。例えば下で引用したのは『淀川長治 シネマパラダイス』の一部。大正10年前後、正月は映画館の稼ぎ時で一日5回の上映を6回にしたそうだ。その頃の映写機はすべて手回しなのでそのスピードをあげたのだとか。そのことに関して。
ただでさえ速いコッケイ演技が、そのスクリーン上の演技がさらに速くなる。ドタンバタンがドタバタ。スタスタ逃げるのが、チョコチョコ逃げる。殴って蹴るのが、ナグケルの一瞬動作。キッスも、くっつくまえにもう離れとる。
うん、やっぱりおもしろい文章を書くねぇ。
僕は水野さん(いやー、映画ってほんとうにいいものですね)の解説で育った人間なので、淀川さん(サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ)の解説で育った人がちょっと羨ましいのです。
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