ぼんのう
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2002年10月06日(日) おがわまち

隠居所から八高線に乗って帰宅。
実はあまりこの八高線は好きではない。
電車そのものではないが、時折謎の人間が乗ってきて、苛つかせる。

例1)
高崎から寄居町まで乗っていた時、昼間なのに顔をアルコールで真っ赤にした40代位の男性が乗ってきて、あたり構わず絡んできた。
まあ、我輩のところにきたら、いつもの通りに蹴りを入れて、鼻にヘッドバットを10回くらいカマソウと考えていたところ、とうとうソイツが来た。
「さあ・・・絡めよ」
と、体勢は普通にしていたが、心の中で戦闘モードに入った。が・・・なんかおかしい。
その男、我輩の前で、急にストップモーションになってしまった。石のようにカチーンと・・・目だけがギョロと我輩を見据えている。本来なら無視するのがいいかもしれないが、売ったけんかくらい、いくらでも買ったやろうや。
「おっさん・・・やるんかい、コラ」
と、我輩がドスを効かせて言い放った瞬間、

ジョボボボボ

男性、大失禁。
同じ車両にあった便所に蝶のように男性は舞い去っていった・・・小便の跡を便所まで続く無限軌道のごとく滴らせて・・・。
結局、我輩は途中の折原で降りたが、その男性は出てこなかった。
どうでもいいが、この臭いをなんとかしてくれ。

すえとるぞ


例2)
高麗川から八王子へ向かう八高線の中で、多動性症候群と思われる子供がいた。最近やっと日本でも認められるようになったものであるが、この子供の場合、行動よりも言動がすごかった。あまり思い出したくないが、記憶を辿りつつ再現すると

「(中略)ピーマンのピカチューがじえーたいのトンカチを持って、バンバンとじーじのなかに、ぴろりまんとなってくおーくおー!でもでもでも!ぼくぼくぼく!ぼくなのぼくなの!ねーねー!あいすあいす!うどんの中にあいす、入れて食べれるのー!食べたいのー!ねーねー!お城があって、くろいのね!それでガイアがポカーと光って、ばーばーとまーまー、ここここ、ここに入っているの(後略)」

すげ

多動性症候群を治療する前に、これらの子供達から発せられる言動でゲームを作ったら、どうなるのかな・・・とフト思ったりしてみる。



少し長くなったけど、まあ八高線ではこのように日本にいながらにして、クーロン黒沢氏が紹介するバンコックにも似た光景が見られたりして、決して「関東甲信越・小さな旅」のような旅情あふれるものを期待することができない。

まあ、でも今日も乗ったんだわ。
小川町の駅前には、学校がある。
多分高校だと思う。
平日だと、結構学生の乗り降りがあるんだろうなあ・・・と思っていたところ、多分ここの高校の女子高生が乗ってきた・・・


靴を履かず、ルーズソックスを松の廊下のようにズルズルと引きずり、視線が空中を浮かんで・・・


この女子高生が乗ってきた瞬間、乗客一斉注目!
いったい何?
靴はどうした?
というか、ルーズソックスをそんなに伸ばして履くものか?
状況がわからないまま、その女子高生は隣の車両へと移った・・・。


皆さんに申し上げる。
八高線において、旅情は求めないように。

いや、マブで。


ANDY 山本 |HomePage

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