ぼんのう
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隠居所から八高線に乗って帰宅。 実はあまりこの八高線は好きではない。 電車そのものではないが、時折謎の人間が乗ってきて、苛つかせる。
例1) 高崎から寄居町まで乗っていた時、昼間なのに顔をアルコールで真っ赤にした40代位の男性が乗ってきて、あたり構わず絡んできた。 まあ、我輩のところにきたら、いつもの通りに蹴りを入れて、鼻にヘッドバットを10回くらいカマソウと考えていたところ、とうとうソイツが来た。 「さあ・・・絡めよ」 と、体勢は普通にしていたが、心の中で戦闘モードに入った。が・・・なんかおかしい。 その男、我輩の前で、急にストップモーションになってしまった。石のようにカチーンと・・・目だけがギョロと我輩を見据えている。本来なら無視するのがいいかもしれないが、売ったけんかくらい、いくらでも買ったやろうや。 「おっさん・・・やるんかい、コラ」 と、我輩がドスを効かせて言い放った瞬間、
ジョボボボボ
男性、大失禁。 同じ車両にあった便所に蝶のように男性は舞い去っていった・・・小便の跡を便所まで続く無限軌道のごとく滴らせて・・・。 結局、我輩は途中の折原で降りたが、その男性は出てこなかった。 どうでもいいが、この臭いをなんとかしてくれ。
すえとるぞ
例2) 高麗川から八王子へ向かう八高線の中で、多動性症候群と思われる子供がいた。最近やっと日本でも認められるようになったものであるが、この子供の場合、行動よりも言動がすごかった。あまり思い出したくないが、記憶を辿りつつ再現すると
「(中略)ピーマンのピカチューがじえーたいのトンカチを持って、バンバンとじーじのなかに、ぴろりまんとなってくおーくおー!でもでもでも!ぼくぼくぼく!ぼくなのぼくなの!ねーねー!あいすあいす!うどんの中にあいす、入れて食べれるのー!食べたいのー!ねーねー!お城があって、くろいのね!それでガイアがポカーと光って、ばーばーとまーまー、ここここ、ここに入っているの(後略)」
すげ
多動性症候群を治療する前に、これらの子供達から発せられる言動でゲームを作ったら、どうなるのかな・・・とフト思ったりしてみる。
少し長くなったけど、まあ八高線ではこのように日本にいながらにして、クーロン黒沢氏が紹介するバンコックにも似た光景が見られたりして、決して「関東甲信越・小さな旅」のような旅情あふれるものを期待することができない。
まあ、でも今日も乗ったんだわ。 小川町の駅前には、学校がある。 多分高校だと思う。 平日だと、結構学生の乗り降りがあるんだろうなあ・・・と思っていたところ、多分ここの高校の女子高生が乗ってきた・・・
靴を履かず、ルーズソックスを松の廊下のようにズルズルと引きずり、視線が空中を浮かんで・・・
この女子高生が乗ってきた瞬間、乗客一斉注目! いったい何? 靴はどうした? というか、ルーズソックスをそんなに伸ばして履くものか? 状況がわからないまま、その女子高生は隣の車両へと移った・・・。
皆さんに申し上げる。 八高線において、旅情は求めないように。
いや、マブで。
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