| 2008年09月17日(水) |
into the wild |
今日はzazen boysの新譜の発売日なのですけども、今日から怒濤の1人映画祭がスタート。今日から5本の映画を観まくるというだけなんですけど。新譜は映画祭が終わってからゆっくり取りに行こうと思います。仕事後に日比谷にてレディースデーで「イントゥ・ザ・ワイルド」。
ショーン・ペンが自分でも言っているように、ジョン・クラカワーが書いた本ですでに作品の半分は出来上がっていた。でも残りの20パーセントはショーン・ペン。例えばもしショーン・ペン以外の誰かが映像にしていたら、本の中でジョン・クラカワーが最後まで徹底して意識的に保ち続けたクリス・マッカンドレスとの間の距離に踏み込んでしまっていたかもしれなかった。必要以上にドラマチックになったり、なんでアラスカに向かったかっていう方に拘ったり。本の素晴らしさを少しも損なわなかったというだけでもショーン・ペンがどれくらい優れた作品を作り上げたかが量れるかと思います。距離を保ちながら、本の中だけでは見ることができないアメリカの景色の映像をどんな風に挟み込んでいくか。カメラマンは誰か、キャスティングは、というすべての選択も含めて作品となって見せられてしまえば、それがどんなに大変なことかあまり意識できないけど、本当はとんでもなく凄いことなんだと思う。ショーン・ペンの監督作品が好きなので完全に贔屓目ですけど。あとの8パーセントはエミール・ハーシュ(と、助演男優賞にもノミネートされたハル・ホルブルック)。エミール・ハーシュはクリス・マッカンドレス、というより途中からもう迷子になった子犬のように見えた。その姿こそがまたクリス・マッカンドレスそのものだったんじゃないかとも思える。最後の2パーセントはそんな映画の世界をまたしても少しも損なうことなく奏でられた音楽。


ショーン・ペン、離婚もしてこれからちょっと荒れてくるんじゃないかと何となく予想しているんですが、いい方にキャリアに影響するならそれもまたファンとしては楽しみ。
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