ゴールデン・トリオが集結した「セクシーボイスアンドロボ」がとても良かった。好きになってしまった側の人間はそういうものだけど、ロボの顔つきが変わってて、なんとも言えない切なさだ。あんなに大事にしていたマックスロボがどうでもよくなるくらい好きっていうのは、それまでの自分のペースがなくなってしまう状態なので、いろいろと辛いなあと思う。自分のことがどうでもよくなる、というよりは、自分のことがすっぽり抜け落ちるというか、気がつくと自分のことを忘れてるような状態で、正確には自分のことだけじゃなくて、その人以外のことがみんな小さなことに感じられてしまう。大切にしていた自分の世界のあれこれが、ちっとも頭に入ってこないような。それは自分でどうにかできないだけに本当に辛い。
でも、これまでそういう好きになってしまった側の人間の喜びとか苦しみがテレビドラマであんなにきちんと表現されたことなんてあったかなと思う。好きだの嫌いだのを言う以前に、現実はもっといろんな葛藤があって苦しむものだ。自分のペースを失うのは辛いし、そんなふうにして思っている自分の気持ちが受け入れられなければもっと辛い。そういう経験があれば誰でも分かるようなシーンなのに、テレビドラマの中でこんな風に映像できちんと見せられたのは初めてかも。

10話目には篠井英介も出るそうで、また面白くなりそうです。
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