東京は春一番。夕方、ヒラノと友達のナオちゃんがお店に来てくれた。うちのお店に来るほとんどの人たちと同じく、ナオちゃんもヒラノも自分の好みや、やりたい感じのものがちゃんと決まってて材料とか必要なものを買ってくれたので、それに少しだけアドバイスするくらい。こういう専門店だと、そういうやりたい方向がはっきりしている人がほとんどなので、お客さん相手にするのがとても楽です。要望も探し物もピンポイントで。
仕事後、地元の図書館に。ここの図書館は夜9時まで開いているのでとても便利です。調べたら青山真治の「われ映画を発見せり」は貸し出し中だったので初めてリクエスト。 ・「いつか王子駅で」 堀江敏幸 ・「百鬼園写真帖」 内田百けん ・「NEW YORK × 映画 110」 きさらぎ尚 ・「お茶漬けの味 100」 松田美智子
ウディ・アレンもニューヨークで映画作らなくなってしまったし、ニューヨークの映画を100本以上集めた本で、自分にとってのニューヨーク映画10本を選ぼうと思って。近々日記にでも書きます。 百けん先生の「戀文・戀日記」を見つけたのでそれも借りようかと思ったんだけど、ちょっとペラペラと見てみたら、清さんが好き好きってそればっかの日記と清さんに宛てたラブレターで、恋文、恋日記ってタイトルの本ではあるけど、本当にそれだけでうめ尽くされた本で、それもけっこう厚い本。チラっと見たら「太宰の妹に会ったので近くで観察したけど、品がない。やっぱり女性は清さん一人だ。」と、太宰さんの妹さんにしたら「放っとけ」的な、大きなお世話なことまで書いてある。電気が走ってバカになった百けん先生が浮かれたり、落ち込んだり、とはいえどちらにしてもテンション上がりっ放しで恋をしている。こんな本があるなんて清さんも女名利に尽きるというものではないか。それは今度借りることに。

花粉症に苦しむ私、ではなく内田百けん先生。
職場のすぐ近くの地下街に、映画「かもめ食堂」のスチール写真の展示コーナーが出来て、いつも近くを通るので何度も観てます。映画観るのが楽しみです。今日の夕刊で沢木耕太郎が映画評のコーナーで「かもめ食堂」を取り上げていて、ベタ褒めでした。この前手紙送った方からすごく丁寧な返事がメールで。あとマイクさんから個展のDM届く。
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