ちょっと前に書いたポール・マッカートニーの「silly love songs」ですが、今日またあるところで偶然耳にしたんですけど、無意識のうちに主だったメロディよりもベースの流れを耳が追い掛けていることに途中から気づきました。同じようにどうしても曲が始まると、ボーカルそっちのけでベースの流れを追い掛けてしまう曲に、ファントム・プラネットの「after hours」って曲があります。彼らのバンド名でもある「phantom planet」っていうこれは2枚目だったか、のアルバムがありますので、お持ちの方は今すぐ聴いてみましょう。phantom planet自体に特に思い入れはないんですけども、この曲ばっかりが、この曲のベースばっかりが大好きな為に、この曲はipodで屋外でよく聴く1曲です。特に変わった流れというわけでもないんですけど、こういうベースの音の運ばれ方がとても好きです。
今日の朝日新聞で初めてナムジュン・パイクが亡くなっていたのを知った。 茨木のり子さんも亡くなっていた。昨日はハロルド・ハンターが亡くなった。
「自分の感受性くらい 」
ぱさぱさに乾いてゆく心を ひとのせいにはするな みずから水やりを怠っておいて
気難しくなってきたのを 友人のせいにはするな しなやかさを失ったのはどちらなのか
苛立つのを 近親のせいにはするな 何もかも下手だったのはわたくし
初心消えかかるのを 暮らしのせいにはするな そもそもが ひよわな志にすぎなかった
駄目なことの一切を 時代のせいにはするな わずかに光る尊厳の放棄
自分の感受性くらい 自分で守れ ばかものよ
茨木のり子

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