新井浩文について大楠道代さんが書いたのをもう1回読む。ちなみに新井浩文と荒戸源次郎の出会いはここで読めます。この話だけで1本映画撮れるんじゃないかっていう。このエピソード、私の中ではもう完全に矢吹丈と丹下段平の出会いのように繰り返し自分の中で妄想してはそのたびに美化していってます。 そのあとのことが大楠道代さんの原稿に書かれていて、荒戸源次郎さんは「面倒見る」と新井くんに言って身柄を原田芳雄さんに預けていたらしい。それから大楠道代さんの仕事についていくようにもなったそう。付き人的な事を教えて新井くんに小さく収まって欲しくなかった大楠さんは「何もしなくていいから、挨拶だけはきちんとして。」といって撮影現場などに行くにも、東京の道を全然知らなかった新井くんを助手席に乗せて大楠さんが運転していたとか。ある時、新井くんが「役者になる為には、劇団とか入って勉強した方がいいですか?」と大楠さんに聞いたら「絶対にやらない方がいい。変な芝居、覚えるだけだから」と大楠さんが答えたっていう話も。望んだところで絶対に受けられないようないい役者養成コースを突き進む新井くんであった。で、豊田監督が書いてたのは、新井君をデビューさせたのは自分や荒戸さんだけど、本当のところは新井君が僕たちを発見し、選んだんだと思うっていうようなことを書いてた。そんな新井くんの次回の主演映画は来年公開作品で、監督は山下敦監督らしいです。まずは「赤目四十八瀧心中未遂」観ないと。

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