tdd diary

2006年02月18日(土) ショッキング・ピンク・ショック

『百鬼園先生思えらく、物は名の始めである。初に物ありて、次にその名を定めればいい。犬を飼ってその名を猫と名づけ、「猫や、猫や」と呼べば、犬が尾を振って飛んで来る事を試して見よう。』

半蔵門線三越前駅の構内には熱帯魚の水槽があり、都内の地下鉄で同じように水槽を管理する駅をたまに見かけますが、半蔵門線三越前駅のそれはトップレベルの水準であると常々思っています。熱帯魚の彩りや水草の配置、水質、水槽の清潔度。その水質に一役かっているのが色とりどりの熱帯魚に混じって地道に水を浄化しているタニシの存在です。タニシは水槽に張り付く苔を食べるのです。その縁の下の力持ちを西田と名付け、通勤途中に思わず西田の姿を探します。西田とはタニシの文字を入れ替えただけの全く捻りもなにもない由来によるものですが、西田と思って西田を見ていると、西田という名前がピッタリ、もう西田以外の名前は考えられないように思えてくるものです。

タニシといって思い出すのが、ジャンボタニシの卵です。高校の修学旅行は広島と九州でした。8クラスあるうちの7クラスがハウステンボスに行ったにも関わらず、なぜか私のクラスだけが柳川の川下りという老人会の慰安旅行のようなコースを希望し、鰻の丼を食べながら川を下る、下ると言ってもライン下りでキャーとかじゃなくて、流れのない水路のようなところを屋形船みたいので進むというものでした。その時に水路のヘリのあたりに、ショッキングピンクの物体があちこちにくっついているのを見つけたのは私だったか、そばにいたヒラノだったか。明太子じゃないの?九州だし。と言って最初は笑って見てたんですけど、そのうちそのショッキングピンクの物体が笑えない数で出現し、これは異星人の襲撃(マーズアタック!)に違いないと思って、屋形船の人に「あのショッキングピンクの固まりはいったい何ですか?」と聞いたら、もーその質問され飽きてんの!って顔で「ジャンボタニシの卵です。」と言われたのでした。心臓の悪い人は見ちゃダメ↓。


こんなとこに明太子置いていったのだれー?の図。


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hatori [mail]