tdd diary

2006年02月13日(月) 南山寿

夜、スカパーで黒澤明の「まあだだよ」観る。ここのところ、先日図書館で借りてきた内田百けん先生の本を毎日読んでいるので、前にこの作品を観た時よりも感情移入しつつ。飼っていた猫のノラがいなくなった時、近所の小学校の校門のところで迷い猫のビラを小学生に配るシーン、「ノラやーと呼ぶと耳をたててこっちを見ますからね。お願いしまーす。」って先生が言って「はーい。」って小学生が言うシーンとか、「雨の音は好きだったけど、ノラがいなくなってからは心配で」っていいながらまた泣くシーンとか、ノラが帰ってきた時のためにみんなに配る挨拶状を読み上げて「僕は、、、この僕ってのはノラのことだよ」って言うシーンなどなど。そういえばこの映画の最後の方でも、先生にみんなが「仰げば尊し」を歌う。

古今亭志ん朝師匠も内田百けん先生も、もう亡くなっているがこの2人に共通しているのがドイツ語ができること。


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