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朝からテレビ局各地は地震関係の報道が続いている。こういうときはやはり民放よりはNHKにチャンネルを合わせてしまう。日が昇って次々と被害の実態が明らかになる。目を疑うような惨状が映し出されている。同じ画像が流れ続けているので民放に変えると、長野県知事が災害対策について話していた。長野県では台風23号の直前に老人ホームなどで入所者を(浸水しやすい1階から)2階に上げる訓練をして、それが台風のときに功を奏したのだという。この人は確か阪神淡路大震災のときに、原付に乗って日用品を配ったりしていたなと思い出す。大阪のホテルに泊まっての優雅なボランティアだったため、彼をそしる向きもあったが、私を含めて何もしない人々よりはずっとましだ。 教育テレビでは、全国各地から安否を気遣うメッセージが、字幕とともに次々と読みあげられる。インターネットや携帯電話がこれだけいきわたっても、電源がなければ使えない。似たような短いメッセージに一人ひとりの必死の思いがこめられている。見ていると胸が詰まってしまう。 昨日の東京は、台風がうそのような朝からの好天だった。台風被害にあった地では多くの人たちが後片付けや復旧に追われていただろう。この好天は幸いなのか、むしろむなしく映るのだろうかと考えていた。そして夕方にあの地震である。震源となった小千谷市や長岡市では停電が続いている。今日になっても震度5の地震が何度も起きている。被災地の人たちはどんなにか怖いことだろう。科学の発達は目覚しく、あらゆるものが解明できるような気になっているが、自然の脅威の前にはまだまだ力が及ばないのだ。まだ義捐金などの情報は出ていないようだ。金融機関休業日だからだろうか。ライフラインの復旧と、せめて被災者への暖かい部屋と食事の確保が一刻も早くなされますように。 追記:Feliceさんの10月24日の日記で知った日本赤十字社義捐金のサイト→ http://www.jrc.or.jp/sanka/help/index.html
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