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お昼過ぎに所用で母が来て、用件を済ませてから一緒に外出。家から2kmぐらい離れた神社までお花見に出る。歩ける距離でもあるが、向こうに行って散策もするのでバスで行く。母はもともと区内の出身なので、その神社も知っているのだが、実際はあまり行ったことがないらしい。私の実家がある区に比べると、こちらの区は大木が多い印象がある。この神社も大枝を広げた桜、すでに芽吹いている雌雄の銀杏、欅が見事である。他には海棠(カイドウ)、木瓜が満開。境内に入ると、丁度結婚式が終わったところで、白無垢姿の花嫁さんしずしずと階段を下りてきて、駐車場のある鳥居の外へと消えていった。「ほんにお日柄もよろしく…」といったところである。 お参りをしてから裏手の公園に下りていき、バーベキューやバドミントンなどなどにぎやかに花見をしている人々の間をすり抜けながら散策。ちょっと都内とは思えない鬱蒼とした木立もある。 境内まで戻って、緋毛氈を敷いた床几に腰掛けて「薯蕷饅頭(じょうようまんじゅう)とお煎茶セット」300円也で休憩。売店には白い神官装束を着たアルバイトらしき兄ちゃんが座っていて、お茶を入れてくれる。母が「薯蕷の薯はいもだけど、蕷は何かしら?」と疑問が涌いたらしく、よせばいいのにアルバイトの兄ちゃんに質問をする。予想通り彼らは答えられず、「不勉強ですみません」と恐縮していた。後で調べてみたら、「薯蕷」自体が山芋で「上用」は当て字らしい。再びバスに乗って帰宅。母としてはシルバーパス有効利用の1日。
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