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正午近くに最寄駅から地下鉄に乗って、東京駅経由東海道線で湯河原へ向かう。春うらら。乗換え案内から逆算して時間ぴったりの地下鉄だったので、東京駅でちょっと走る。東海道線の二人がけの空席に無事滑り込み、出掛けに思いついてかばんに放り込んでおいたバナナを食べる。バナナは新橋に到着する前に食べ終わってしまい、食べ終わってから皮をもてあます。時折沿線に見える桜は五分咲程度。 日曜日とはいえ、車内はほとんど満席に近い。途中、平塚や大船で降りていく人も多いので必ずしも行楽客ばかりとはいえないが、やはり春休み中だと実感する。小田原を過ぎたあたりからぐっと旅行気分が増してくる。海岸側を背にして座っていたのだが、空席も増えてきたので、海を見渡せる方に移動する。湯河原や熱海に行くときは、夜の社員旅行か踊り子号に乗っていたのだろうか、小田原を過ぎてからすぐに真鶴、湯河原のような気がしていたが、意外と途中駅がある。それらの駅に停まりながら電車はのんびり進んでいく。真鶴の手前でぐっと海に面して開けたあたりがある。線路は高台にあり、下を見下ろすと漁師町である。海も空も青く、山にはみかんの段々畑が広がっている。大きく曲がった坂道のわきに大きな桜の木が枝を広げていて、今にも自転車に乗って誰かが坂を降りてきて、桜の木の下を潜り抜けていきそうな、そんな景色に心奪われる。 す、住みてえ(-"-)!
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