WELLA
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2003年03月01日(土) 飽食の午後

例のメンバーでうちの近所で梅見をするはずが、あいにく調整がつかず。寄りすぐり精鋭メンバー(笑)+ゲスト(笑)となる。昨日の晴天とは打って変わって悪天候。氷雨そぼ降る中、徒歩15分の待ち合わせ場所へバスで行くことにする。乗ってしまえば5分なのだが、悪天候+土曜日でバスが遅れに遅れる。さらに途中から車椅子の男性が乗るということになり、しばし停車。運転手さんは車体をいったん切り返して歩道近くに寄せて、車椅子を降車口から載せようとする。車椅子の男性には付き添いの男性もいるのだが、どうしたわけなのかうまくいかないらしい。車内からなんとなく窺うに、運転手さんも雨のなか奮闘しているにもかかわらず、事態は進展しない様子。男性客の一人も降りて様子を見るのだが、なすすべもなく車内に戻ってきた。車椅子の男性が次のバスを待つ、といって辞退してしまったので、バスは結局数分の遅れで再出発した。このバスは乗りやすい低床バスという触れ込みなのだが、いったい何がだめで、車椅子が載らないのだろうか。なぜこのバスはだめで次のバスならいいのだろうか、どうも釈然としない。
一番近いくせに大幅に遅れて待ち合わせ場所へ。この天気なので梅見は無理。食べ物を調達して、家でまったりすごすことにする。なんといっても家には、昨日のうちにゲストが送っておいてくれた殻つきの牡蠣があるのだ。ちょっと奮発したシャンパンも冷蔵庫でキンキンに冷えている。というわけでほかにも魚介類を調達。今朝の日経新聞にひな祭りらしく焼蛤の作り方がでていたので、大きな蛤と、カルパッチョにすべく刺身用の帆立貝柱。目にも鮮やかな散らし寿司。サラダ用の野菜とパンとチーズを買って、食い気満々で帰宅。
まずお持たせのシュークリームを一人2個(!)食べ、適度にまったりした後、夫の帰宅時間を確かめて(というより早めに帰るように電話をし)、焼き牡蠣に取り掛かる。下戸が2人いるので、とりあえずシャンメリーで乾杯。焼き牡蠣、美味。ポン酢しょうゆで食べる人あり、バターとパセリで食べる人あり。カルパッチョ、いい加減なソースの割に美味。さらに焼き蛤、ただ焼いただけなのに信じられないほど美味。蛤をむさぼりくっているうちに夫が帰宅。夫の分の蛤も焼き、シャンパンを乾杯。美味。そして牡蠣のグラタンを作ろうということになり、軽く火が通って殻をはずしやすくなった牡蠣をあけ、ホワイトースをかけて、グリルで焦げ目をつける。初回は焦げ目がつきすぎてしまったが、学習して2回、3回と作るうちにだんだん見るからにおいしそうな、食べるともっとおいしい牡蠣のグラタンが出来上がる。新鮮な牡蠣のうまみがホワイトソースでしっかり封じ込められた、思わず笑いのでてしまうできである。ひたすら飲んで食べて飲んで食べて、気がつくと食べ初めて5時間が経過していたのであった。そしてさらにコーヒーを飲み、チョコレートを食べ、飽食の夜は過ぎていく。


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