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朝、歯医者さんへ行くためにバスをまっていたら「研修中」と札をつけたバスが来た。バスにのると、運転席の脇に「研修中につきご協力お願いします」と張り紙がしてあり、「研修中」のプレートをつけた運転手さんがぎこちなく「はいどうぞ」と言ってくれた。バスの後ろの方に指導員が座っていて、納得する。途中入るアナウンスもぎこちないのだがゆっくりはっきりしゃべるので聞き取りやすい。ブレーキがやや唐突なほかはとても慎重な運転ぶりで、道路混雑のせいもあったが、5分ほど余計にかかって目的地に到着。 バスを降りると、途中駅から出発した同じ路線のバスが追いついてしまっていた。反対方向にもバスが交差点で2台信号待ちをしていて、なぜかバスが目に付くなと思いながら角を曲がるとそこにも別の会社のバスが来ていた。今日はバスが多いのかと思ってよく見ると、このバスの行き先表示等には黄色く「教習中」と書いてある。「研修中」ではなく「教習中」か。そういえばお客さんはいない。その代わりに指導員が4人も後ろに立っていた。 歯医者さんは無事に終わり、地下鉄にのって仕事場へ。乗り換え駅で電車を待っていると、「2番線に参ります電車はシジョウウンテンのためご乗車になれません」とアナウンスがはいった。シジョウウンテン?果たして、やってきた電車には行き先表示のところに「試乗運転」と表示が出ていて、乗客は皆無だった。先頭車両、二両目、三両目…と真っ暗な車両が並び、最後尾に煌々と明かりがともっている。中に座った技師らしき人々が、通路に置いたテーブルの上の計器とにらめっこしてながら目の前を通り過ぎていった。
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