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朝、歯を磨いてから実家方面行きのバスに乗る。朝10時から歯医者さんの予約があるのだ。ごとお日でやや渋滞。予約時間15分前に目的地のバス停到着。実家へ行くより手前の道を曲がって、いつもと違うアプローチで直接歯医者さんへ。同級生の家などがある路地を久しぶりに通ると、すっかり様子が変わっている。 早めに行ったのが効を奏して、診療室へも早めに入れた。私が北陸に居たときに、その先生の親友の歯医者さんを紹介されてお世話になっていたのだが、そこで買っていた歯ブラシがヘッドが小ぶりで非常に使いやすかった。前回その話をしたら、早速問い合わせてくださったそうで、歯ブラシを2本いただく。グリップの部分が青のと赤のがあるので、きっと青は男の子用で夫の分のつもりなのだろう。 30分ほどで終了して実家へ。麻酔も効いているのでややぐったり。午後になったらケーキでも買いに行こうかと話していたところ、母に急用ができたので、母を乗せて車で外出。久しぶりの運転だが、渋滞のおかげでせかされることもなくゆるゆる走る。20分ほど走って所用を済ませて帰り道にケーキを買うことにする。車がとめられるパン屋さんがあるので、そこで我慢するかと向かっていたが、途中でこじゃれた店を発見!しつつ前を通り過ぎてしまった。予定通りパン屋さんに車を止め、歩いて目的の店まで行ってみる。ちょっと高原の雰囲気をかもし出した店内で、実家で食べる用にシュークリーム、モンブラン、アップルパイを注文。それとは別に2個購入。パン屋さんに戻って申し訳程度にサンドイッチなどを買う。家で留守番をしていた父用にカツサンドも買おうと提案するが、母はあまりぴんと来ない様子。 家に帰ってお昼にしようとすると、父は私達が遅いので(といっても一時間ほどであるが)残り物ですでに済ませてしまっていた。「テーブルの上にあったから、食べるように置いてあるのかと思って…」という父に「あら、おなかすかせてるかと思ってサンドイッチ買ってきたのに…」という母。賢者の贈り物のような会話であるが、別にお互い相手を思いやってのことではない。気を遣ったが故の行き違いに、お互い微妙に口惜しさをにじませている。お腹はすいていないといいつつ、やはりカツサンドは食べる父。 食事の後、買ってきたケーキを食べ、1時間ほど昼寝をしたり(極楽)、銀行の人が持ってきたのだという「60歳のラブレター」を読んだり。50代、60代からの投稿をまとめたものだというが、50代前半の人たちはベビーブーマー以降の所謂「ニューファミリー」世代なので、感情表現も直接的だし使っている言葉も今風。戦前生まれの60代後半の人たちとの、十数年の乖離が興味深い。 母のところで申し訳程度に書道。今度初めて展覧会に出品するのだ。紙と筆を分けてもらう。帰りも道路は混んでいて、バスの到着が遅れたこともあり、全行程1時間弱かかる。買ってきたケーキの箱を冷蔵庫にしまったところで、夫帰宅。機嫌よく「ほら」と差し出す右手には小さなケーキの箱。ここにもまた行き違い。…気の合う夫婦というべきか。 夜さっそく新しい歯ブラシを下ろす。奥歯までしっかり磨ける。やっぱり全然使い心地が違う。
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