| 2009年03月07日(土) |
ブレスト5:中山石井5 |
「リリックかぁ・・・」 少しニヤリとしながら石井は言った。
「ラップが全盛ってこともあって、リリックって最近流行ってるじゃん。でさ、『リリック2.0』っていう本がバカ売れらしいよ。確か朝のニュースでもやってたけど、あれどう思うよ?」 といきなり神妙な顔で石井はレスを要求する。
「リリック2.0がバカ売れですかぁ。。。うん。確かにね。俺もあれはあれで来るとは思ってたからね。想定内だけどね。俺はどっちかというと、昨日の新聞でどこかの大学の教授が言ってたけど、実はリリック2.0ってそんなに長くなくて、3.0の時代になるっていうのに注目してるかなぁ」 明らかなキラーパスに一瞬戸惑いを感じながらも、とっさの判断でうまく受けとってセンタリングを上げたぜと思いながら、中山は悦に浸る。日本代表でもここまでできる奴はそういない。
「おぉ3.0ね。そうそう。それもあるっちゃあるね。で、教授の名前って何だっけ?」
「あーたしか、タムタム・マンゴー」 自信満々で答える中山。
「え、え、タ、タムタム・マンゴー?」 「うん。タムタム・マンゴー」 「タムタム・マンゴーか。。。そうか。。。で、ギニア人だっけ?」 トラップミスをして完全に半笑い状態のなか、苦し紛れになんとかリターンする石井。それを見てそろそろ終盤だと中山は判断する。
「ギニア人?なに言ってんの?あれ犬じゃん。犬で大学教授やってるタムタム・マンゴーじゃん。今更どうしたよ?」 「おぉ、そうそうそやったな。忘れてた。ど忘れしてたよ。ハハハハハ」
ひと時の静寂のあと、対戦を振り帰りながら石井は本音を洩らす。 「しかしさずがですな中山先生。そこで、犬がきますか。やっぱ、すごいわ」
「まーでもソフトバンクのパクリだけどね。ハハハ」 自分でも会心作だと思いながらも中山は答える。
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