いつもの日記

2001年11月21日(水) ある会社員(男) と 募金ボランティア人(女)

「募金お願いします!」

と街頭で言ってる人が抱えた募金箱には、みんなの財布の紐がゆるくなるように、
あらかじめ幾らかの小銭とお札が入っている。

そんな現実を知ってしまった僕は、何を思えばいいのだろう。何て言えばいいんだろう。

たぶんこう言えばいいのだ。


「君らがみんなで日雇いのバイト行ったほうが儲かるよ」

「あ、あなたっていう人は何てことを言うの!そんなつもりでやってません」

「それならどういうつもりでやってんの? すぱっと、本音を言っちゃえばいいじゃない。
 こういうボランティアをしてる自分が一番好きで、そんな好きな自分になりたいって。
 それが一番の目的で、いつもそのつもりだ。って言っちゃえばいいじゃない。」

「・・・・」

「それから、そんな自己満足的なボランティアの募金が終ったら、
 一日に集まった募金以上のお金を費やして、呑みに行くのでしょう。
 「お疲れ様〜」って盛り上がってね。所詮そうでしょ。」


ある会社員(男)と募金ボランティア人(女)は、白昼堂々街頭でこんな会話で討論をしていた。
僕はそのそばを通り過ぎただけだが、大方話の内容は合っていると自画自賛している。


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