昨日・今日・明日
壱カ月|昨日|明日
残業。一銭にもならないことで忙しく、夕方からは私の苦手なMさんと打ち合わせがあり、いつもの倍、疲れる。Mさんは真面目できっちりしてて助かるけれど、融通のきかないところが、ちとしんどい。まあここはテキトーに、とか、だいたいの感じでザッとやって、とか、アカンかったらその時また考えましょう、というような、私のいいかげんな考えを許してくれない。 「失敗したら、もう取り返しがつかなくなります!」と大変怒られた。そうかなあ、何とかなると思うけど。でも大人しくMさんの考えに従うことにする。ああ、窮屈。
仕事が終わって、スーパーで買い物するのが午後9時前。家に着いたら、朝は時間がなくて洗えなかった、汚れた食器がシンクに山積みのまま。洗濯物も干したままだし、これから米を炊いて何か作るのかと思うと、毎日のことながら気が遠くなる。こういう時に限って、卵を冷蔵庫に入れる時に一個割ったり、醤油を醤油さしに移すとき入れ損ねてこぼしたりするのだ。汚れた床を雑巾で拭いている時の、この情けないような、みじめなような気持ち。 なんとか作った夕食も、バケモノみたいな食欲のTにぺろりと食べられてしまう。食べるために作ってるんだからいいんだけど、なんかむなしい時がある。
今日の朝刊に宮沢和史によるジョアン・ジルベルトのライブレビューが載っていた。あれは夢じゃなかったんだなあ。ギターを弾いている写真を見て、ああこんな手だったなあ、と思う。美しい、綺麗な手だった。
本日の「アンナ・カレーニナ」。遅々として進まない。やっと半分まできた。 ヴロンスキイがアンナにちょっと飽きてきつつある。ほらね、やっぱり。この男はきっと、とても薄情な奴だと思うよ。
・購入物:なし
・朝食:鮭、卵焼き、ワカメの味噌汁、ご飯 昼食:カレーパン、くるみのパン、オレンジジュース 夕食:鯵のフライ、茄子とピーマンの梅ゴマ和え、大根と揚げの味噌汁、麦酒、ご飯
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