昨日・今日・明日
壱カ月|昨日|明日
おそるおそる、帰りに阪神百貨店に行ってみる。もうそろそろほとぼりも冷めてるかな、と思ったが、全然冷めていなかった。タイガースショップの1時間以上待ちはまあいたしかたないとして、閉店間近だというのに一般の売場も人だらけ。上り下りのエスカレーターに人がびっしり詰まっているのを見て、早々に退散。あそこで買い物をするような根性は、私にはない。
それからかっぱ横町の古本屋さんで「座談会明治文学史」を発見。これで明治、大正と揃った。嬉しい。 「漱石」のところを読んでいてふと、今日が正岡子規の命日だということを思い出し、パン屋さんでアンパンを買って帰る。甘い物が苦手なので小さいのを選ぶ。正岡子規が好きだったアンパンを、子規をしのんでしみじみ食べる。 アンパンには牛乳が合うと思うんだけど、今日は緑茶にする。アンパンと牛乳じゃ、張り込み中の刑事みたいな感じだもんなあ。
帰ったら「虎辞書なる」をやってたので観る。1995年10月6日横浜戦、真弓の引退試合。阪神の暗黒時代だ。私はこのゲームを当時球場で観た。真弓の最後の試合だというので、会社を早退して甲子園に行ったのだ。 真弓の打席以外のことは、もうほとんど忘れてしまっている。なかなか点の入らない、じれったい試合だったような。でも真弓が右中間に一本打ったヒットのことはよく覚えている。涙が出た。うれしくて、さみしかった。 私が高校生の時、初めてつくったキャッシュカードの暗証番号は、真弓とバースの背番号を組み合わせたものだった。その銀行も、今はもう利用していない。
・購入物:柳田泉、勝本清一郎、猪野謙二「座談会明治文学史」(岩波書店) 古書
・朝食:フランスパン、ウィンナー、珈琲 昼食:お弁当(ピーマンとちくわの炒め物、ゼンマイの煮物、ご飯) 夕食:野菜いため(ピーマン、人参、玉ねぎ、キャベツなど)、大根とひろうすの煮物、麦酒、ご飯
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