| 『ギャルリ・プス』,『ささきもと子展』,『椿説弓張月』,『ささ花』,無視令 |
会社を早退して歌舞伎座。 母と出版社Mのしのづかさんと待ち合わせて近くの『ギャラリ・プス』。 私が本を出したいと考えている『ギャラリーSt.Ives』が出展しているので見に行く。 本当は今日までに企画書を作るつもりだったのだが。
しのづかさんは仕事に戻って、私はこれまた近くの銀座文具で開催中の『ささきもと子展』を見に行く。偶然もと子さんに会う。 クリスマスカードが売れ行き好調で補充しに来たとのこと。 かわいい作品で女の子が好きそう。
急いで歌舞伎座に戻って『椿説弓張月』を見る。 猿之助、玉三郎、勘九郎は私が最も好きな役者たち。 原作三島由紀夫、演出猿之助って、これはもう絶対見たかった。 しかしお金がないから諦めかけていたところへ、母が「懸賞に当ったわ」。 お母さん素晴らしい!
恐らく、初めて歌舞伎を見たのがこの『椿説弓張月』だった。 大きな船が出てきたことは覚えていた。 今回見ていて「このセリフ知ってる」と思い出したのが 「ちちくりあうとはなんのこと?」と「お若い方は床急ぎ」だけというのが情無い。
いろんな生き物が出てくるし場面転換も多くて盛り沢山。 5、6歳の男の子が殺陣を演じるのは『スター・ウォーズ・エピソード2』のヨーダみたいだった。3階席は花道が全然見えないが、宙乗りを3階から見るのもなかなか良かった。
終演後久し振りに長崎の魚と最高級日本酒の店『ささ花』。 このところいい日本酒を飲んでいなかった。震えるほど美味しい。 母は辛い酒が好きなので1合2,000円の酒も「甘いわね」。勿体無い。 最高に面白い歌舞伎と美味しい日本酒でなんとも贅沢な気分。
家に帰ると一転。Hさんからメール。
> アレだけ怒鳴り散らしといて、 > 意味不明はないはずだ。>桜井さん
事務局のYさんからは「メールは無視するように」と言われたし、 「会議の場で、ジックリと話を聞きたい」とのことなので、Hさんには返信しない。
> あのとき、編集・制作に無関係な人たち複数が > あなたから見せられた、あなたの書いた文章を「評価したから」、 > ぼくに「書くことをやめるように」ということを、 > 高田馬場駅へ向かう途中で、あなたから言われたけど、 > それは、この本の編集権を放棄しろ、と > この本の編集に関わる人たち全員に求めるのと同じことです。
私は彼に「書くのを止めろ」なんて言ってない。 私の書いた文章に「感情の垂れ流しは止めろ」と言って難癖をつけているのはHさんだ。 > これは、口が滑ったんだろうから、この場で謝罪してほしい。 > 怒鳴ったのは、別にいいけどね。 > じゃないと、1月に開かれるらしい会議で話しても、 > あなたにとって気に食わない結論が出たときには、 > また似たようなことしかねない。話す意味などないでしょう。
言ってもいないことを謝罪する必要は無い。 会議が無駄になる恐れは私も持っているのでテープレコーダを持っていこう。
> とりえあえず、編集・制作に直接関わっていない人たちに、 > 内輪もめを吹聴しないようにしてください。
断る。
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2002年12月11日(水)
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