おぼしきこと言はぬは腹ふくるるわざ
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夕べよりはまる氏来宅。 愚痴をくどくど聞いてもらいつつ、三時ごろまで奉天会戦に興じる。俺日本軍。(ちなみにこういう割り振りはさいころを振って士気の高いほうが史実の勝者側、ということにしている。なにしろ我々の先輩には就職を賽の目で決めたつわものすらいる) このゲームで日本軍を5回くらいやっているのだがその中でも最悪の出来。攻撃と移動が全く噛合わずに結局半分くらいで投了。 この戦場、日本軍にとっての右翼から中央方面は丘陵地と塹壕が待ち受けているのでまず突破できない。いっそ左翼に全四個軍中三個軍を集中する徹底した斜線陣を張るしかないのではないか。 しかし、日本軍の最右翼に位置する第一軍こそが最精鋭である第一軍であることを考えるとそれもかなり勿体無い。いやそれよりも何よりも何でこの戦い史実では日本が勝っているのだ。 んでもって本日は11時頃に起床。久しぶりに「帆船の戦い」を三回プレイ。 このゲームのいいとこは「風向き」という偶然のファクターがあるため帆船同士の一騎打ちに近いシナリオが十分に面白いということ。 第一回戦。1812年英米戦争。米軍の大型フリゲート・オールドアイアンサイドことコンステテューションvs英軍のフリゲート二隻の対決俺米軍。 コンステテューション級はバーバリ海賊に手を焼いたアメリカ政府が建造した初の本格的軍艦なのだが、戦列艦に勝る速力と従来のフリゲート艦を激はできる火力を備えている、まさに後世の巡洋戦艦に当たる艦。 (ちなみにコンステテューションは今でも動体保存されている。2001年記念祭かなんかで本当に航海していた。アメ公物持ち良し。) これに対する英軍フリゲートは巡洋艦に当たるのだが、これが厄介なことに二隻とも兵装はカロネード砲のみ。カロネード砲とは大口径・短砲身の砲で、(よく海洋冒険小説では「醜悪」とか「豚みたいな」とか称される)火力はある代わりに射程距離が短い。 で、御互い速力が同等だからよほどへましない限り英軍の射程距離にはいる恐れは無い。米軍のアウトレンジ砲撃に徹して勝利。 第二回戦。1812年戦争・エリー湖の戦い俺英軍。 かのウエリントン将軍が英米間で戦争が始まったと聞き、アメリカの地図を一睨みして「この戦い、五大湖の制海権を手に入れたほうが勝つ」と断言した曰くつきの戦い。この時のアメリカ海軍の指揮官がオリバー・ハザード・ペリー。かのペルリ提督の実兄。 こちらも長距離砲に勝る英軍の勝利に終わる。 この辺で新兵器に頼るとろくなことが無い、となぜ軍人が保守的なのかに思い至る。 第三回戦。1812年戦争時代のオリジナルシナリオ。 定められたポイントに応じて艦隊を購入するのだが、それだけでは面白くないと英軍の輸送船団を撃破すれば米軍の勝ち、とする俺米軍。 機動力に優れた米軍フリゲート戦隊が、火力・防御力に勝る英戦列艦をどうかいくぐれるかが勝敗の分かれ目、と思いきや。 なんと両戦隊(2隻ずつ)が射程距離ぎりぎりにはいったとたんに無風状態。海面は鏡のような「海に油を流したような」べた凪。「ボートで曳けい!」とか「帆布に水をかけろ!」とかいえどもそれで動けるルールはなし。結局90ターンに渡って射程距離ぎりぎりの砲撃戦になり両軍一隻ずつ降伏(あ、このゲーム沈没することは滅多になくて普通船体が穴だらけになって乗員総出で水汲みしているので戦闘不能になるか、士官が全員戦死して降伏するか、ということになる。こういう船が風に流されて漂流してきたり、敵味方の間に割り込んできて砲撃を妨げたりいろいろアクセントになってくれる)。19世紀、蒸気船が出現するまでなんだかんだでガレー船が生き残っていた理由を再確認する羽目に。 風が出てきてからはまともに戦いになったが動きを読み負けして縦射をくらって俺の負け(帆船は前後には殆ど砲が積めない上に、艦砲が縦にずらりと並んでいるため前後から砲弾を打ち込まれると被害は拡大する) 夕方より後輩・ヤマパンスキー来訪。安くあげる為我が家で飲んだのはいが、酒屋で見つけた43度の日本酒なるものを興味本位で買ったのが大失敗。日本酒にアルコールをぶち込んで度数を増しただけ。完全にアルコールの味が浮き上がってる。なにが企業秘密だ。便所で下呂吐くなんて何年ぶりだか。海原でも山岡でもいいからこういう酒造メーカーには天誅を食らわしていただきたい。ちなみに新潟県北魚沼郡の玉川酒造というところの「さむらい」という酒です。結局悪酔いしていつ寝たのかよくわからず。コンビニにいって「ガリガリ君」を買ったのは覚えているのだが。
べっきぃ
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