無責任賛歌
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藤原敬之(ふじわら・けいし)

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2004年07月26日(月) 何が決まったと言うのよ〜(T∇T)

 内密で上司たちと「トンガリさんをどうするか」会議。こちらもいろいろと資料を用意して、「これこれこれだけ経理に問題があります」と提出する。
 いやもう、このままトンガリさんに仕事をしている“フリ”を続けてられても、経理に不透明なところが膨らんでいくばかりなので、ホントにどうにかしないと仕方がないところまで来ているのである。けれど、問題点の問題であるところはみな共通認識を持てたのであるが、じゃあどうしたらいいのかって結論は、「どうにもならない」ということなのであった。……いやまあ、そうなるんじゃないかと思ってたけどね。
 例の中傷ハガキのオタクストーカーもそうであるが、明らかに脳に問題があると思われる人間は、どんなに問題があろうとも、かえって辞めさせることができないのである。だってサベツになっちゃうから♪ ……だから、既知外にだって、サベツから守ってやんなきゃならない性質の人もいるし、そうでない人もいると思うのに、なんで一律にいっしょくたにしちゃうのかねえ。
 「どうにもならない」ったって、このまま、トンガリさんを放置してくわけにもいかないから、「何とかして会議には出てもらう」ということになったのだが、だからそれができないから困ってるんじゃないのよ。勝手に向こうが逃げるんだってば。
 「困ったなあ」「困ったなあ」だけ言ってたって、ものごとは解決しないんである。もう、こんなコンニャク問答を延々と続けるのも限界だ。このまま何も状況が改善されないのであれば、いずれ私に責任がしょわされてしまうことになる。その前にこちらが辞めたほうがまだ傷は浅いというものだ。来年を期に本気で転職を考えることにしようと思うが、そろそろその下準備にかかったほうがよさそうである。


 昨日、「ほんだ」で買ったCD、一枚はヘンリー・マンシーニのベスト集(約1000円の安売りCD)。
 マンシーニ好き、なんて言った日には、コワモテの映画通からは「ケッ、甘ったるいヤツめ」とかバカにされてしまうのだが、好きな映画のテーマミュージックをことごとくマンシーニが作曲してたんだから、これはどうにも仕方がないのである。先日亡くなったばかりのジェリー・ゴールドスミスも恐ろしいほどの数の映画音楽を作曲してた人だが、こちらの方はフシギと引っかかってこない。『スタートレック』シリーズだって、私の一番好きな『TOS』のテーマソングはゴールドスミスじゃなくてアレクサンダー・カレッジの作曲だしなあ(この人もゴールドスミスのスタッフではあるのだけれども)。
 それはさておき、マンシーニが好き、と言ってるわりには、実はサントラで持ってるのは遺作の『トムとジェリーの大冒険』だけだったりする。なぜかと言えば、とてもじゃないが枚数が多すぎて、全部コレクションすることなんて不可能だからだ。いったい何10種類「ベスト版」があるんだか知れたもんじゃないし、しかもそれぞれアレンジが違ってたりするから、集め出したらキリがないのである。
 ではなぜ一枚、意を決して買ったかというと、芝居の客入れに流す音楽に、ミステリー・探偵モノのテーマソングを流そうと考えて、だったらそりゃまずマンシーニだろう、と思ったからである。既に本編で『ピンク・パンサーのテーマ』は使う予定になっていて、これに『刑事コロンボ』『暗闇でドッキリ』『ピーター・ガン』『追跡』『風のささやき(『華麗なる賭け』より)』『シャレード』なんかを繋げれば、マンシーニ・ミステリー・ミュージックの出来あがり、というわけである。
 ミステリーなら、ヒッチコックでバーナード・ハーマンじゃないのか、とミステリファンからツッコミが入りそうだけれど、だからちょっと「甘さ」もほしいんですよ。それにヒッチコックはミステリーっていうよりサスペンス・スリラーだし。
 でも、買ってきたマンシーニ、聞いてみたら悉くサントラとはアレンジが違うのであった。……いや、使えなくはないんだけれども。


 こないだキャナルで「ブルース・ブラザース・ショー」を見ていろうちに、「ホンモノ」を見たくなったので、DVDで久しぶりに『ブルース・ブラザース』を見る。
 以前、ツインボックスが出た時に『B.B.2000』と合わせて買っていたのだけれども、「トールサイズのDVDもほしいほしいほしい」としげからねだられていて、こないだついに「一枚買ったら一枚タダ」フェアで買ったのである。……ケースの背丈が高くなってるだけで、中身は変わってない(どころか、解説書が付いてないだけ損)のだが、コレクターとにそういうリクツは通らないから(~_~;)。
 何度も見返すうちに「鮮度が落ちる」映画がザラな中で、『ブルース・ブラザース』の輝きは全く色褪せていない。それどころか、昔見た時には単にハデだなあ、としか感じていなかった、ショッピングモールをブルース・モービルで破壊しまくるシーン、これがもう、ダンスしたくなるくらいに痛快なのだ。……25年前には福岡には、いや、日本全国にだってあんな郊外型の四角四面なショッピングモールなんてなかったからねえ。それが「どういうものか」ということはピンと来なかったんだが、今や福岡にはトリアス久山やダイヤモンドシティがある。トイざラスだってあちこちにあるのだ。……ありゃあ、思いっきり破壊したくなるよなあ(^o^)。
 簡単に言っちゃえば、ショッピング・モールなんてしろものは、ブルース・ブラザースみたいな人間が歩いて似合う街ではないのだ。いや、そもそもあれが「街」の顔をして見せていること自体、なんだか高慢ちきである。田舎親爺の成金が燕尾服着てるけど、腹が出てピチピチしてるようなダサさっつーかね。ありゃあ、徹底的に破壊してやって正解。それこそ「ブルース」の魂ってもんだろう。


 カメの水が濁ってきたので、「レッド・キャベツ」まで出かけて行って水を汲む。水換えの回転が速くなったので、ボトルをもう一本買うが、またしげは「なんでそこまでカメのために」とブツブツ文句を言う。そこまでしなきゃ、生き物を飼うってことにならないんだよ( ̄△ ̄#)。
 積文館で『手塚治虫マガジン』などいくつか本を買って帰宅。
 ……永井豪の『魔神王ガロン』、手塚キャラを使って『バイオレンス・ジャック』をやろうとしてるみたいだけど、結局、敵はロックって発想がなんともねえ(-_-;)。


 今年3月、群馬県高崎市で小学校1年生の浜名愛ちゃんが殺害された事件の第2回公判が23日に行われた。犯人の野木巨之被告は前回公判で起訴事実を認めていたのだが、今回は殺害に至るまでの詳しい経緯を証言している。
 この野木被告、27歳になるのだけれど、その経歴や趣味を聞くと、全く痛いオタクの典型みたいなやつである。高校時代の成績はトップクラスで、大学進学も望めたのにマンガ家を目指して上京、代アニに入学したが、卒業後は結局マンガ家を断念、故郷に戻って自動車部品製造工場に勤務した。本人にしてみれば「転落人生」といったところだろう。成人女性とうまく付き合えなくって、結局はダンボール箱25箱分もの少女DVDやビデオ、約80冊のロリコン雑誌やフィギュアがお友達であった。それだけでガマンしていればいいものを、愛ちゃんにイタズラしようとして騒がれ、犯行に及んでしまったのである。……いやねえ、なんでまたこんな事件取り上げるかってねえ、一見温和に見えるそいつの顔がねえ、知り合いのやっぱりデブいオタクによく似てるんだわ。いや、顔だけじゃなくて、言い訳がましいところもそっくりで(見てるか? Sくん。キミのことだよ)。
 なんたって、公判で弁護士に水を向けられて、好きなアニメ作家やマンガについてペラペラ語りまくったというんだから、罪の意識、カケラもねーなー、という感じなのである。一応、事件について聞かれた時には涙を流して反省の弁を述べたそうであるが、ホンネは今人気のアニメが見られない悔しさから泣いてたんじゃないのか。
 被告の母親も証言台に立って、なんとか情状酌量を勝ち取ろうと必死の弁明。しかし、「たった一人の大切な息子を見捨てることはできない」とはなかなかの言い草である。今まで見捨てていたからこそ、息子がこういう犯行に及んだんだって自覚はあるんだろうか。……いや、私も傷害事件の情状証人として証言台に立った経験はあるから、たとえどんなに被告に罪があろうと、弁護側に立った以上は、被告を徹底して庇わなければならない、というのは分かる。情状証人に客観的理性があってはならないのだ。
 けれど、それにも「限度」ってものがあるんであってね、そもそも被告を更生させるだけの価値が本当にあるのかどうかっていう点については、どうなんだろう。母親が被告を責めない理由を裁判長に問われて、「私がそれをしたら本当に寂しい子供になってしまう」と答えてる時点で、こいつが救う価値のないクソ野郎だということを逆証明してしまっているとは思えないだろうか?(私が弁護した人物には、何十人もの情状酌量の嘆願があった。本当に気の迷いで犯行に及んでしまっただけなのである)
 なんだか、こいつが本当にその知り合いのSにダブってきて仕方がないのだが、自己中心的で協調性はまるでないし、高慢で反省するこた知らないし(反省するオタクなんて殆ど知らないが)、ホントにいつか犯罪者になっちまうんじゃないかと心配なのである。……仮にこいつの弁護を頼まれても、まっぴらごめんなので、頼むからアブナイことはしないでいてほしいんだけど、現状を見る限りはムリかもなあ(-_-;)。
 翻って、仮に私が事件を起こしてしまったら(あくまで仮定ですよ。私ゃ犯罪に手を染める気は毛頭ありませんからね)、誰か熱心に弁護してくれる人はいるだろうか。なんか真っ先にしげが裏切って「いつか絶対やると思ってました」とか証言しそうな気がするんだけれど、これが妄想であってくれればいいなあ(+_;)。

2003年07月26日(土) オタクな本屋にクラシックは似合わない/『TNくんの伝記』(なだいなだ)/映画『デブラ・ウィンガーを探して』ほか
2002年07月26日(金) 親しき仲ほど礼儀なし/『風の帰る場所』(宮崎駿)/『うっちゃれ五所瓦』1・2巻(なかいま強)ほか
2001年07月26日(木) 全ての知識はマンガから/ドラマ『美少女仮面ポワトリン』第一話ほか



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