無責任賛歌
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藤原敬之(ふじわら・けいし)

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2001年01月27日(土) 祭りの前

 徹夜である。何で徹夜する羽目になったかというともう、バカバカしいったらないんだが、理由は知ってる人は知ってるよな。何年か経ってここを読み返したら、「このとき徹夜したのって、何でだったっけ?」と首を捻るに違いないくらい馬鹿げた理由のせいである。
 一晩経って考えると、バカのために振りまわされてる自分の方が情けなくなってくるんだけれど、まあ、腐ってばかりもいられない。この日記のコンセプト自体を変えるつもりはないので、私は日頃思っていることを適当に書き連ねて行くだけである。
 夜を徹して考えたことは、「バカ」というのは社会に対して「無菌状態」にあることとほぼ同義であるのかもしれない、ということだ。私が見た「バカ」の慌て振りは、さながら、迫り来るペストの恐怖に怯えて城門の中に逃げこんでくる民衆を虐殺した城主や、核の驚異にシェルターを自宅の庭に埋めている人々の姿に似ていなくもない。
 してみると私はペストか核なみに扱われたと言うことでもあるが、随分過大評価してもらったものである。客観的に見れば私の存在なんてせいぜい一過性のインフルエンザか花火ぐらいの危険性しかないと思っているが、それとも連中には「いやいや、油断をするとインフルエンザでだって命を落とす」と思われているのだろうか。でもはしかやおたふく風邪だって、いっぺん、かかっとかなきゃならないものだろうに。汚れた社会に出ていくのに、「免疫」を作るための経験は誰しも通らねばならない通過儀礼ではないのか。
 そのように理解することができない被害妄想の神経衰弱を相手にせねばならぬということもある程度社会に生きる人間として不可避なことでもあろうが、そんなやつらばかり蠢いてるところがあるとは若い頃の私は想像もしていなかった。私はこの国はもうちっとましなところだと思っていたんだが甘かったのだなあ。
 世間に毒を振りまき、免疫を作る努力は、ビートたけしを始めさまざまなコメディアンほかの人たちによってなされてきた努力であるが、世間は意外とそう言った毒をいつのまにか中和し、無菌状態に戻していっているのかもしれない。
 「ウィルスにだって人権はあるぞ!」……ないのか。

 というわけで体調が今イチだったので、朝から練習に参加するのは控えて、昼から参加。初めて通しの芝居を見たが、セリフ覚え悪し段取り悪し、どうなるんだいったいという感じだが、まあ今更言っても仕方がない。
 ビデオ撮影が今回の私の仕事なので、扱い方を女房に習う。前の機種よりも扱いやすく、これは便利。
 練習後3時半、メンバーは全員荷物を持ってアクロスへ。私だけが大道具をあとから搬入するので、ダーリンカーを待って居残りである。1時間ほどパピオの玄関で待ちぼうけだったが、その間、やたらと通りすがりのガキンチョやカップルがこちらをジロジロ見る。まあでかいテーブルやイスなんか山積されてる隣で文庫本読んでる変なやつがいれば気になるのはわかるが、頼むからさっさと通りすぎてくれ。
 5時前、ダーリンのオデッセイでアクロスへ。あとはもう何だかバタバタである。私もビデオテープや延長コード、差し入れのお茶などを買い出しに走り回される。会場ではセッティングその他がうまくいかず、怒声が飛び交う。まあいつものことだ。
 あまり詳しくその辺のことを書くと多少差し障りもあるので(^_^;)、今日はこの辺で。
 帰りもダーリンカーに送ってもらって帰宅したのが10時。疲れ果ててはいたが、まだ衣装にアイロンをかけねばならぬとかで、女房、結婚以来殆ど使った事のないアイロンを取り出す。……家事しないにもほどがあるよな、やっぱり。DVDでシティボーイズライブ『夏への無意識』を見ながら、あとはすぐに寝る。
 明日は明日の風が吹くっと。



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