無責任賛歌
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藤原敬之(ふじわら・けいし)

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2000年11月06日(月) 別に国際化したいわけでもなし/『大人の国イギリスと子どもの国日本』(マークス寿子)

 仕事中に若い子とマンガの話をしだしたら、止まらなくなって、延々と喋り続ける。最初は「最近の子は知識がないっていうけど、やっぱし学校の教科書しか読んでないからだろうね〜」と言っていたのが「マンガをもっと読まなくっちゃね!」と発展し(発展か?)、気がついたら私の周りにマンガ好きがワラワラと集まってきていた。
 ああ、これでまた仕事が遅れる……って、自業自得なんだけど。
 「ひと月に四十冊はマンガ読んでますよ」なんてツワモノ(女だ)もいる。オタクというと、一般的にはムサイ男ばかり、という印象が強いが、私の周りを見回すと昔から今に至るまでオタク的な奴は女ばかりだ。……私はもしかして恵まれているのか?

 マークス寿子『大人の国イギリスと子どもの国日本』読む。ちょっと外国通の日本人や日本通の外国人が、「○○国に比べたら日本はここがダメだ」的な本を出すと、外国コンプレックスの強い日本人はお説御尤もとコウベを垂れるキライが強いが、それにしても限度がある。
 日本人が平和ボケだってのは分るが、「イギリスでは外で荷物を置き忘れたらすぐに盗まれるが、日本では盗まれない、だからイギリスは大人の国だ」って論法は変だ。治安がいいほうが社会としては大人だと思うぞ、普通は。
 何が何でも日本のレベルを低く見なければ気がすまないから、こんな無理なもの言いになってしまうのだ。冷静に日本の批判をしたいなら、こんな「子どものへリクツ」は持ち出さない方がいいぞ、マークスさん。……って知り合いでもなんでもないけど。
 天本英世さんの「日本人は『死』を忘れたために堕落した」って言い方の方が私にはずっとズンと胸に来る。

 帰宅して月曜恒例アニメ三昧。今夜はどれも面白い。
 『犬夜叉』のゲスト妖怪、結羅の声は、矢島“しんちゃん”晶子さん。ああ、こんな色っぽい声も出せるんだなあ……って当然だよな。
 『キカイダー』、チョイ役でたまげ太くんやレインボー戦隊のベル、おみやさんの婆さんなどが出てくる。この辺のお遊びも楽しい。でもオレンジアントの人間タイプを原作通りにしたのは今時……。あれじゃ子門真人だぞ(^_^;)。
 『サイバーシックス』にヨシモトという日本人が出てくるがやはりカンフーの使い手。一応カナダアニメとは言え日本との合作なんだから、少しは設定考えろよ。キャラデザは「Mr.Boo+かりあげくん」という感じで笑えたけど。



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