終わらざる日々...太郎飴

 

 

- 2007年10月22日(月)

Calling...

わたしはベッドで眠っている。


たとえばひとりの子供が閉じこめられたアパートで飢えて死ぬときに
たとえばひとりの少年が壁の前に立たされて銃で撃ち殺される瞬間に、
たとえばひとりの男が秘密警察の無惨な拷問にあっているときに


わたしはベッドで眠っている。


たとえば最後の一人の金星人がさみしく身を震わせているときに
たとえば一頭きりで道に迷った火星の白黒まだらのキリンがさまよう夜に
たとえば伴侶を失った水星の砂鯨が夜通し鳴くその夜に


わたしはベッドで眠っている。


あらゆる幻想がこの時間にあり
あらゆる苦痛がこの時間にあり
しかもなおわたしには共有されない。

わたしは祈る。

この夜があらゆる人々にとって平安でありますように。
どうかあらゆる人々と獣にとって静かで安らかなものでありますように。
そしてどうか、どうかこの祈りがわれらをつないでくれるようにと。


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