終わらざる日々...太郎飴

 

 

- 2007年06月05日(火)

遊び回り@覚え書き

・「アートで候 会田誠・山口晃展」(1000円)
上野の森美術館で開催中。

単純に面白かった。
山口の絵はこれまで何度か見たことがあるはずだが
東京を描いて江戸・明治・昭和・平成の入り交じるあの絵はいい。
なるほどこの町はこのように多くの時代が積み重なっていると思う。
その雰囲気を結露させ形としたらこのようになるだろうと思った。

会田の絵もあわせて面白かったのだが、
ここでは考えたことをいくつか。
会田の描く少女はすべてグラビアに表情と構図を負っている。
それはおそらく意識的になされたのだろうし、面白い試みだ。
少女がすべてああしたある種の理想型で
絵のなかで見いだされるというのはきわめて気色の悪いことだし、
それに気づかされるのは、この気づきは芸術の衝撃に類する。

ポップアートというのかな。
美を指向しない芸術、気づきに徹することを誓った芸術。
面白いものだが、頭の芯が疲れる。雄弁すぎるのだ。


・歌舞伎「閻魔と政頼」「侠客春雨傘」(700+700円)
6月大歌舞伎、いずれも幕見料金。

歌舞伎を初めて見た。
で、幕見席はちゃんと椅子があるのだが、これが4階の天井付近。
舞台より天井が近い。というか花道見えぬ。まあ安いしな。
「閻魔−」には吉右衛門、「侠客−」には染五郎と長男・樹が出演。

面白かった。というか日本人ってこんなに舞台に反応するんだ。
屋号のかけ声がかかるのは知っていたが、笑いも拍手もある。
ストレートプレイでもミュージカルでもこんなに反応良くないのになあ。
匹敵するのは宝塚くらいか。そういやあれも古いなあ。

「閻魔」は舞踊劇。
歌舞伎の動きというものに興味があった。
で、どうだったかというと、なんというかあれだ。
あれじゃわかるまいがあれだ。えー。
動きそのものより、場、だ。
例えば政頼が踊る場面では閻魔はほとんど動かない。
ぴくりともしないというよりは、場になる。
主と客というよりは、柄と地だ。
閻魔は政頼の動きのあいだ、地になる。書き割りの草や木と同じことだ。
ただし驚いてみせたり、興がのれば手を挙げたりと動きはある。
あれは難しかろうと思う。実に面白かったが。

「侠客」は樹くんの顔見せという扱い。
ほとんど場面は動かず筋らしい筋もない。動きも。
多少の口上があるくらいだ。しかしながら場面の作りは面白く、
いわば絵柄としての舞台を楽しめた。
おい、浮世絵だよ。


・「レッド・ホット・チリ・ペッパー」(9000円)
東京ドームにて公演。

通称レッチリ。
いくばくかの曲を聴いたことがあるくらいでライブ参加かよ。
という言われない声を聞きつつドームへ。

曲は知らないものがもちろん多かったのだが、
一流のロックの現場というものを体験できたという意味で面白かった。
というかわたし、ベース好きだなあ。
あのビートは痺れる。体はオートで揺れる。両手を突き上げて叫ぶ。
ヘッドバンクを会得しちゃいましたよ。
かといってリズムがわかったとは思えないが。

しかしあれだな、ライターに火をつけて揺らすのかと思ってたら、
いまは携帯電話あけて降るんだな。
うん、レッチリ、最新アルバムでも聞くか。


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