終わらざる日々...太郎飴

 

 

- 2007年05月29日(火)

遊び回り@覚え書き

・「小石川植物園」(330円)
ご近所なのにまだ行っていなかったので行ってきた。
手のひらほどの(とはいえ12ヘクタール)植物標本園だ。
針葉樹林があり照葉樹林があり日本庭園が温室がそして桜の園がある。
日本という気候ゆたかな島国に展開する人と自然による
あらゆるマスを詰め込んだ宝石箱でありかつ外来の種族の100年の楽園。
メンデルの葡萄樹(マメではない)、ニュートンのリンゴ。
おとぎ話か歴史の訓話の中に迷い込んだようだ。

そのすばらしい楽しさと野趣にもかかわらず、自然はそこにはない。
なるほど植物はそれぞれに生きているのだが、しかしそれは標本として。
森や山々の広がり渡る壮麗な異質さはそこにはない。
人間の手と心によりなる場所であり、人間の歴史のいわば中にある。
わたしはそういう場所がもちろん嫌いではないが、
しかしながら魅了されるわけでもない。


・皇居(無料)
何度目かの訪問で、いつも思うのだが、
すばらしく精緻で巨大な石組がなければ、天然のもののようにさえ思える。
それほどの広大さがあるのだ。ここには。
廃墟のような広漠とした空間だと思うのは、
つまりそういうことなのだ。そこは廃墟だ。
歴史がそこで営まれ、だがもうそれは過ぎ去ってしまった。
そして現在となっては、かつてあったあまりにも巨大な権力の痕跡は
さながら神々の手の天然のように我々の目に映る。


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