終わらざる日々...太郎飴

 

 

- 2006年06月13日(火)

 愛と呼ぶには憎しみが多すぎ、だが憎むにはもう遅すぎる。どうすればいいのかと心に問うても答えはない。今も、そしておそらくこれからも。
「……」
 ククールは黙って窓辺に座して、ゴルドへの暗い航路を眺めている。仲間たちはもう眠り、聞こえるのは船が青黒い波頭を砕くその単調な響きばかりだ。
 ククールはこうした暗さ、こうしたどうどうめぐりの思考、胸ふさがれる懊悩をよく知っている。それは修道院において親しくさえあった。あらゆる道がふさがれて、どうしたいのかさえ定かでなく、求める思いばかりつのって苦しく、切なく、やるせなかった。
 あのときと何が違うだろうか、とククールは自問する。それは、何をしなければならないかを知っているということだろう。望むと望まざるとに関わらず、彼はゴルドへと向かっている。ククールはこの船の歩みを止めることをしないだろう。仲間たちをおいて逃げ出すことをしないだろう。振り上げた刃を途中で止めることはなしないだろう。
 ククールは苦い涙にくれながら考える。なすべき道を外れまいとする決意は心を二つに引き裂き、見えない血は絶え間なく流れている。これが正義だというなら、これが強さだというなら、俺はこんなもの欲しくない。少しも欲しくなかった。だが彼がどう思おうとそれはすでに彼に備わっていた。そして船は一路、彼らをゴルドに運びつつあった。



ククールはじつは泣き虫だといい。
一人でいるときはよく泣いているといい。
ゼシカさんはそれ知ってるけど、いわないといい。
でも次の日の朝食でちょっと多めにソーセージとか盛ってやるといい。
女性キャラには自分を投影する傾向が強いので、
どうしても男前かつさりげなくってかそっけなくなる罠。


-



 

 

 

 

ndex
past  next

Mail
エンピツ