終わらざる日々...太郎飴

 

 

- 2006年05月12日(金)

物語の祖形:

 俺はときどきわからなくなる。あいつがいないというのは本当だろうか。俺がこんなにも思っているのに、あいつはもうどこにもいないなんて、もう取り返しも付かないなんて、そんなことが本当にあるものだろうか。


 あれは確かにあった。この手でこの目で俺はあれを経験したのだ。たしかにあれは起きたことなのだ。なのにいまはもうない。記憶はもう、記憶にすぎない。心臓をやぶるようだった胸の痛みも薄れて遠のいた。あれはどこに行ったのだろう。あれがどこにもないのなら、俺はどこにいるのだろう?


 俺はこれから自分がなにをしようとしているのか知っている。俺はこれからあんたを殺すのだ。もちろんやめようと思えばやめられる。だが俺はやめないだろう。あんたを殺すよりも自分が死にたいとさえ思うし、あんたを殺せばひどく苦しむことはわかっている。だが俺はあんたを殺すだろう。


 永遠なんてないと知っている。終わらないものなんてないと知っている。それでも永遠を望みたがる思いを俺は知っている。日差しは斜めにさしている。あんたはそこにいる。俺はいま、永遠を願っている。永遠なんてないのは知ってるけど、俺がいま、心から永遠を望んでいるのも本当なんだ。


 愛してるなんていわない。あんたのことを思って胸も張り裂けそうだけど愛してるなんていわない。だってあんたは俺が好きじゃない。そうだ、あんたは俺が好きじゃない。だから俺は、死んだって、好きだなんていわない。それでも、俺はあんたを愛してるんだ。そればかり消せないんだ。








基本的に、こんな感じだよなー。
バリエーションが少ない気がする(笑)


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