- 2006年02月07日(火) キッスは左の手にして。 「二分心」という理論を提唱している学者がいる。 要は愛や憎悪、信仰といった感情に類するものは、右脳からくるもので、 これには思考をつかさどる左脳がかかわっていないために 本質的に論理的に説明できないし、本人にさえ唐突なものだというのだ。 感情と思考の二元論というのはけっこう意表をつかれたが、 言われてみると、ははあなるほどと思えないこともない。 「俺のどこが好き?」と問われて、まともに答えられたことがないからな。 結局、あれこれの事象を総合して出てくる結果は感情なのだが、 結局、その複雑な四則計算というのは無意識に留まる。 分析することはできても、それはどうだって全部ではない。 出てくる感情は、要するにあれだ。――「思案の外」。 その“でん"でいくとどうだろう。 マルチェロにとってもククールへの憎しみはどうしようもない。 ククールにとってもマルチェロへの慕情はどうしようもない。 どうしようもない同士が、交差点で正面衝突するわけだ。 10tトラックとトレーラーの事故みたいに。 感情はどういう論理でやりとりされるんだろう。 これはあれだ。まず最初に、感情の論理を学ばなけりゃ。 -
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