終わらざる日々...太郎飴

 

 

- 2005年08月08日(月)

 顔をあげて、彼を見上げた。よほど大きな体格で、しかも筋肉の発達した肢体は見ほれるほど美しい男のもので、だから私は言わずにおれなかった。
「ねえ」
 彼は私を見た。けげんそうにではない。大きな動物、狩人を恐れるもののないほどに大きな動物のような、限りなく穏やかな忍耐強い目で。
「あなたくらい大きいひとになら、わたしも女の子のように見えるかしら」
 かろうじて茶化してはいたが、それはかなりのところ、本心であった。あるいは私が自分自身から遠ざけていた本心なのであった。わたしは子供のころからひとより大柄であったし、いまでもそうだ。だから。
「見えるよ」
 彼は言った。それが結局、わたしの恋の始まりの合図となった。


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実話ではない(笑)
アルデバランが大好きだった。
セントバーナードを飼いたがった。
そういう子供だったから、まあ、自分が恋をする場合その1ってことで。


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