終わらざる日々...太郎飴

 

 

- 2005年08月04日(木)

 首のない御仏がいくたりか、月下の廃寺に座していた。常夏の国の湿った夜の風は黒い石の仏たちのもと頭のあったあたりを吹き抜けていく。だがそれはすこしも陰惨ではなく、もはや形に縛られない仏たちは、のびやかに、おとのない言葉でひそやかに言い交わしている気配であった。

(となりの密林に……がやってきたとか)
(ほうほうそれで)

(こぼうずがひとり、いっしょうけんめいににげてきましたわい)

(ほっほっほ)



(はっはっは)





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見る夢さえジンニーア、おまえの方を向いている。


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