終わらざる日々...太郎飴

 

 

- 2005年07月24日(日)

 太陽がめぐってゆく、きみはもうグラウンドにいない。強い日差しが静謐な清原球場の人工芝のグラウンドに照りつけ、壊れたスコアボードをゆがませて陽炎が揺らぎ、だがきみはもうそこには戻らない。二度と。
 赤い縫い糸の白いボール、赤い土に汚れた白いストッキング、ミズノ製の黒革のスパイク、黄色い革のミット、白い粉を撒き散らすロージン・バッグ、傷だらけの金属バット。記憶よりも早くそれらのものは古びてゆくだろう。古び、消え、だが残るものはあるだろう。顔を埋めて泣いた青いタオルの粗い感触、日差しの向こうのダイヤモンドの歓声、終わりがどのようにきたかということ。抱き合った仲間の背中の汗の匂い。


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