- 2004年01月23日(金) 蒼白い神の家。5 銀河系がゆっくりと移り行く。広い窓から見た銀河の鎖は銀を連ねた首飾りのように見えた。おそらく首飾りなのだろう。でなくもそれに近いものだ。ジンニーアがそれを飾る。それともその影を。青黒い闇が家の中を流れる。電話は鳴らない。 「まだ待っているの」ジンニーアが言った。「出ないのに」 「まだ待っているんだ」私は答えた。「出ないのに」 「拒絶を楽しんでいるの。それとも拒絶に依存しているの」 それは実際正しい質問だったのだろう。考えずにはいられない質問だったからだ。私はしばらく考えた。それから用心深く答えた。「後の方だと思うよ」 「それなら、結局、電話を取るしかないわ」 「なぜ?」 「わかっているでしょう」 「わかっているよ」 「いつ取るの?」 「さあね」 「だけど」ジンニーアが言った。「取らない方がいいわ」 「わかっているよ」私は答えた。「いなくなってしまいたいと時々思う」 「そんなこと、いつでもできるわ」 「そんな夢を毎晩見るよ」私は言った。「これもその一つだ」 -
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