終わらざる日々
...太郎飴
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- 2004年02月01日(日)
あれはどこの海だったろう。いずれ、南方の海だ。
わたしはずいぶん深くもぐった。
海は透明度が高く、夏の陽光は青みを帯びた白い海底を明るく照らしていた。
私は水底にたどりついて顔を上げ、一群の魚が水面のあたりを行くのを知った。
魚群はふいに頭を返し、瞬間、無数の銀輪が輝き渡った。
そのとき思ったことを覚えている。
――これでまた、一年がた生き延びた。
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