- 2003年04月16日(水) 「彼は別世界の感情にとりつかれている」 『音楽新報』が異才のピアニスト、グレン・グールドを評した言葉 1: 別世界の感情、別世界の意思。 それは致命的だ。 生きることとそれに付随するすべては、 それに耐えられない。 それとはなにか。 人間を人間性の彼方に運ぶものだ。 人間を人間社会の外に引き出すものだ。 沈黙を酒席に運ぶものだ。 2: だがそこで思考停止をしてはさきに行けない。 もとより行くことはできないものであるのかもしれず、 行くことは冒涜(ぼうとく)であるのかもしれないが、 だが、先へ行ってみよう。 別世界の感情、別世界の意思。 わたしはそれを知っているだろうか? それを感じるときはある。 では、例えば? 私自身のそれについて言えば、 理由のない寂しさ、哀しさ。 そして行き先を知らない熱情。 『ここにいること』に対する根深い疑問。 死に対する飽くなき憧れ――タナトス。 (私はどうにも、生物学と心理学と哲学の語彙がごっちゃだ) -
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