終わらざる日々...太郎飴

 

 

- 2002年12月27日(金)

Familia.

1:
家族というのは何と雑多な人間の集まりだ。
張り渡されているのも、世の常の人言うような愛情とは限らない。
殺しあうほどの憎しみや、絶望や、傲慢さ。
にも関わらず、それら血に増して濃いものはない。


2:
家族というのは何と奇妙な空間だ。
仕事でもなく何でもなく、ただ同じ場所に押し詰められ、
多くのものを分かち合うことを強制された人間の一群。
ここはゆりかごだ、外界の縮図だ。
ここに原型がある、世の中と言うものの。
あらゆる憎しみと愛の。


3:
家族というのは何と興味深い人間関係のパターンにより成る。
私は確かにここに戻って、そうして忘れかけていた幾つかの――
相関や感情を思い出した。
なるほど世界はここにある。
私はここで世界のひながたを知る。


4:
半年ぶりの帰郷。
半年ぶりの家族団欒。
奇妙だ。こんなにも面白かっただろうか。ここは。
面白かったのだ、殺人者や犯罪者と同じく。


-



 

 

 

 

ndex
past  next

Mail
エンピツ