- 2002年06月19日(水) 銃やその他人間を殺すための機器を。 どうして人間は開発したのか。 憎しみやその他人間を殺すための動機を。 どうして人間は持つことがあるのか。 人間がそういうものだから、なのであろうか。 ――ただ一つのありうる答えは。 1: 一人の子供の話をしよう。 幼い子供だ、まだ学校に上がって間もない。 よく笑う子供だ。 表情は豊かで、頬の赤い。 病はどこからやってきたのだろう。 その子はベッドから起き上がることを許されない。 2: ああ、誰がその子に病を押しつけた! そんなにも愛するサッカーをするための脚を奪った! 友達と駆け回るための脚を、その日々と時間を盗んだ! ああ、ねえ。 そんなふうに笑わないで。 私はほんとに、悲しい。悔しい。 3: もうすぐベッドを出て、車椅子で走りまわれるよと。 そんなことを、目を輝かせてその子は話した。 走りまわりたいのはその脚だろうに。 ――ああ。 どうかあなたに幸いがありますよう。 苦しみに百倍する幸せが、幸いが、幸福がありますよう。 失ったものにいやましてよいものが贈られますよう。 どうか。ああ、どうか。 与えることのできないものを、与えたいと願うのは、病だろうか。 -
|
|